建築家と教育者、二枚看板を掲げる現代建築家の活動を辿る
京都で建築家として設計する傍ら、3つの大学で教鞭を執り、多くの人材を排出してきた岸和郎の活動を掘り下げる個展です。2000年に開かれた個展に続き、2回目の開催となります。
1950年横浜に生まれながら、1981年京都で建築事務所を開業。30年以上にわたり、建築家としての立ち位置を模索しながら京都で設計を続け、歴史と日本的な美を持つ現代建築の第一人者としての評価を確立します。同時に、京都芸術短期大学(現・京都造形芸術大学)、京都工芸繊維大学、京都大学の3校で設計・デザイン教育と研究活動を行い、多くの後進を育ててきました。
本展では、双方の活動の軌跡を並行して紹介。1995年、紫野和久傳の設計に代表される京都をメインとする数多くのプロジェクト、2010年、東京国際空港ターミナル商業ゾーンなどの東京のプロジェクト、3つの大学での各アクティビティも含め、模型やドローイング、映像など、多様な切り口で展示します。合理性や秩序を重視するモダニストが考える場所、歴史、文化、都市、自然などと建築との向き合い方、設計の意味などが展観できます。
展覧会名 | 岸 和郎:京都に還る_home away from home |
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会期 | 2016年1月28日(木) 〜3月20日(日) |
休館日 | 月曜・祝日(2月11日のみ) |
時間 | 11:00〜18:00 |
会場 | TOTOギャラリー・間 港区南青山1-24-3 TOTO乃木坂ビル3F |
入館料 | 無料 |
公式サイト | https://jp.toto.com/gallerma/ |
問合せ | 03-3402-1010 |
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