地球の一部に”がテーマ データ、模型、映像などから建築過程を総覧
広島に拠点を置き、瀬戸内海沿岸地域を中心に設計を行っている建築家・三分一博志の活動や思想を各プロジェクト、模型などを通じて紐解く企画展です。
1968年、山口県に生まれ、1997年に三分一博志建築設計事務所を設立。“いかにして地球の一部になりうるか”をテーマに設計活動を行い、入念なリサーチはその土地の歴史、風土、人、自然などを多方面にわたります。地形や方位によって形を変える風、水、太陽などを「動く素材」と位置付け、四季折々に現場に赴いて観察。カメラに納めた画像は10万枚を超えた一大アーカイブとなっており、これらのデータを基に特有の建築を生み出しています。海外でも高い評価を得ており、現在デンマーク王立芸術アカデミー建築学部の非常勤教授も担っています。
本展では、岡山県の犬島精錬所美術館(2008年)、兵庫県の六甲枝垂れ(2010年)、広島県の宮島弥山展望台(2013年)、香川県の直島ホール/直島の家―またべえ(2015年)など、瀬戸内海沿岸地域のプロジェクトに焦点を絞って紹介。その場所ごとの動く素材、設計段階でのリサーチデータ、実証実験の模型や映像、モックアップなどが展示され、設計過程の詳細を垣間見られます。全作品を総覧するアーカイブ映像も放映される予定です。
展覧会名 | 三分一博志展 「風、水、太陽」 |
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会期 | 2016年4月15日(金) 〜 6月11日(土) |
休館日 | 月曜・祝日 |
時間 | 11:00〜18:00 |
会場 | TOTOギャラリー・間 港区南青山1-24-3 TOTO乃木坂ビル3F |
入館料 | 無料 |
公式サイト | https://jp.toto.com/gallerma/ |
問合せ | 03-3402-1010 |
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