国蝶の「ブータンシボリアゲハ」の標本も特別公開 民族衣装、仏像、王室コレクションなどからブータンの伝統文化に迫る
中国とインドに挟まれたヒマラヤ東端の国、ブータン。外交関係樹立30周年を記念し、「ブータン王国国立博物館」、「ブータン王立織物博物館」、「ブータン王立テキスタイルアカデミー」の全面協力のもと、民族衣装、仏像、仏画、王室の装飾品など約140点から、同国の文化や思想を探る企画展です。
1972年に第4代国王が提唱した国民総幸福量の概念によって、“しあわせの国”として日本でも知られるブータン。本展では、第1章「ブータン的生活様式」、第2章「ブータン仏教と信仰」、第3章「愛されるブータン王室」の3章構成で伝統文化や独自の思想に迫ります。1章では、地域ごとに展開する独自の織物文化に着目し、男性用衣装“ゴ”、女性用衣装“キラ”、装身具などを展示。2章では、7世紀にチベットから伝来して定着した仏教文化を宗教美術などを通じて紹介するほか、祈りの対象となっている仏像とタンカ(仏画)の比較展示も行います。3章では、初代国王ウゲン・ワンチュクの帽子、今年2月に公開された国王夫妻と王子の写真で着用していた現国王と王妃の衣装などが展示されます。特に、長く秘蝶とされてきたブータン王国国蝶「ブータンシボリアゲハ」の標本が期間限定(5月21日(金)から6月5日(日)まで)で公開され、必見です。
展覧会名 | 日本・ブータン外交関係樹立30周年記念事業 「ブータン〜しあわせに生きるためのヒント〜」 |
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会期 | 2016年5月21日(土) 〜 7月18日(月・祝) |
休館日 | 会期中無休 |
時間 | 10:00〜17:00 ※入館は閉館時間の30分前まで |
会場 | 上野の森美術館 台東区上野公園1-2 |
入館料 | 一般 1,400円、高大生 1,000円、小中生 600円 |
公式サイト | https://www.ueno-mori.org/ |
問合せ | 03-5777-8600 (ハローダイヤル) |
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