多様な文明が栄えた古代ギリシャの歴史と美術を総覧
新石器時代からローマ時代までの古代ギリシャの黎明から最盛期に至る、歴史の変遷と多様な美術を総覧する企画展です。ギリシャ国内40カ所以上の国立博物館群から厳選した325件の作品が展示されます。
今日の西洋文化の礎となった古代ギリシャ文明は、キュクラデス文明やミノス文明を含む黎明期のエーゲ海文明、ギリシャ本土で栄えたアルカイック時代、クラシック時代、ヘレニズム時代、ローマ時代と変遷していきます。
新石器時代は祭祀や葬祭のために人の形の像を制作、キュクラデス文明では抽象的で独特な小像が多く生まれました。クレタ島で栄えたミノス文明では、クノッソスなどの宮殿、祭具、土器などで美術・工芸技術が発達。ハインリヒ・シュリーマンによって発掘されたミュケナイ(ミケーネ)文明は、華やかな黄金の装身具が特徴です。時代が進むとともに、ポリス(都市国家)が生み出したギリシャ文字、アルカイック時代に登場する等身大の大理石彫刻、クラシック時代の人間の理想美を具現化した彫刻・美術作品、ヘレニズム時代のリアルな彫刻と官能的な女性像など、生み出される美術作品も多様化され、ローマ時代以降もその様式は継承されていきました。
本展では、古代エーゲ海文明、クラシック時代など栄えた文明ごとに、8章に分けて展示します。古代オリンピックの競技や様子なども陶器画や彫刻などで紹介するほか、墓地から出土した副葬品なども展示されます。
展覧会名 | 特別展 「古代ギリシャ―時空を超えた旅―」 |
---|---|
会期 | 2016年6月21日(火) 〜 9月19日(月・祝) |
休館日 | 月曜日(ただし7月18日・8月15日・9月19日は開館、7月19日(火)は休館) |
時間 | 9:30〜17:00(土日・祝は18:00まで、金曜および7・8月の水曜は20:00まで) ※入館は閉館時間の30分前まで |
会場 | 東京国立博物館 平成館 台東区上野公園13-9 >> 会場の紹介記事はこちら |
観覧料 | 一般1,600円、大学生1,200円、高校生900円 |
公式サイト | https://www.tnm.jp/ |
問合せ | 03-5777-8600 (ハローダイヤル) |
記載内容は取材もしくは更新時の情報によるものです。商品の価格や取扱い・営業時間の変更等がございます。