こどもとファッション 小さい人たちへの眼差し

こども服から見るその時代の“こどもらしさ”

男児服(トルコ風)1900年頃 フランス製 ポール・アレキサンダー氏蔵

時代や社会の子どもを巡る価値観を反映しているこども服。消耗が激しく、良い状態で保存されているケースの少ないこども服の貴重なコレクションを中心に、絵画、写真、版画、書籍なども含めて展観する企画展です。

こども服には、健やかな成長を願う親の想いはもちろん、その社会で共有されている子ども観、性差についての意識なども、デザインに内包されています。しかし、着用すれば消耗が激しく、質の良いものが残るケースは稀です。

本展では、ヨーロッパで30年以上かけて収集された個人コレクションから、2点を除き、日本初公開となる約30点をチョイスして展示。長野県須坂市の田中本家博物館所蔵の大正時代のこども服なども展示されます。洋服以外にも、19世紀後半の子どもファッションに影響を与えたといわれるケイト・グリーナウェイ、子どもたちをユーモラスに描いたルイ=モーリス・ブテ・ド・モンヴェルのイラストレーション、大正〜昭和初期の子ども向け雑誌にモダンな子どもの絵を描いた村山知義、武井武雄らの作品を紹介。こども服を通して、子どもをとりまく社会の変化を考察できる内容となっています。


少女用ワンピース・ドレス 1850年代末期-1860年代 英国製 藤田真理子氏蔵
『ジュルナル・デ・ドゥモワゼル』1864年4月 1864年 エッチング、彩色、紙 個人蔵(石山彰氏旧蔵)
ポスター「東京菓子株式会社」 1917-1924(大正6-13)年頃 オフセット、紙 京都工芸繊維大学美術工芸資料館蔵 AN.3723
開催概要
展覧会名 こどもとファッション 小さい人たちへの眼差し
会期 2016年7月16日(土) 〜 8月31日(水)
休館日 毎月第2・第4水曜日(7月27日、8月10日・24日)
時間 10:00〜18:00(8月5日・6日・12日・13日は21:00まで)
※入館は閉館時間の30分前まで
会場 東京都庭園美術館 本館・新館
港区白金台5-21-9 
入館料 一般 1,100円、大学生(専修・各種専門学校含む) 880円、中高生・65歳以上 550円
公式サイト http://www.teien-art-museum.ne.jp/
問合せ 03-5777-8600 (ハローダイヤル)
2016年7月更新