こども服から見るその時代の“こどもらしさ”
時代や社会の子どもを巡る価値観を反映しているこども服。消耗が激しく、良い状態で保存されているケースの少ないこども服の貴重なコレクションを中心に、絵画、写真、版画、書籍なども含めて展観する企画展です。
こども服には、健やかな成長を願う親の想いはもちろん、その社会で共有されている子ども観、性差についての意識なども、デザインに内包されています。しかし、着用すれば消耗が激しく、質の良いものが残るケースは稀です。
本展では、ヨーロッパで30年以上かけて収集された個人コレクションから、2点を除き、日本初公開となる約30点をチョイスして展示。長野県須坂市の田中本家博物館所蔵の大正時代のこども服なども展示されます。洋服以外にも、19世紀後半の子どもファッションに影響を与えたといわれるケイト・グリーナウェイ、子どもたちをユーモラスに描いたルイ=モーリス・ブテ・ド・モンヴェルのイラストレーション、大正〜昭和初期の子ども向け雑誌にモダンな子どもの絵を描いた村山知義、武井武雄らの作品を紹介。こども服を通して、子どもをとりまく社会の変化を考察できる内容となっています。
展覧会名 | こどもとファッション 小さい人たちへの眼差し |
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会期 | 2016年7月16日(土) 〜 8月31日(水) |
休館日 | 毎月第2・第4水曜日(7月27日、8月10日・24日) |
時間 | 10:00〜18:00(8月5日・6日・12日・13日は21:00まで) ※入館は閉館時間の30分前まで |
会場 | 東京都庭園美術館 本館・新館 港区白金台5-21-9 >> 会場の紹介記事はこちら |
入館料 | 一般 1,100円、大学生(専修・各種専門学校含む) 880円、中高生・65歳以上 550円 |
公式サイト | https://www.teien-art-museum.ne.jp/ |
問合せ | 03-5777-8600 (ハローダイヤル) |
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