多彩な工芸の素材をクローズアップ!
工芸作品の多種類にわたる素材に焦点を当て、人間国宝から人気の現代作家の作品に至るまでその作品の素材や構造を掘り下げていく、子どもも一緒に楽しめるユニークな企画展です。
工芸作品の種類を分ける決め手となる素材。土、石、繊維、ガラス、金属など、一般的に思い浮かべる素材のほか、草、木、虫といった意外なものも素材として用いられています。人間が「こうしたい」と思ったことを形にしていった結果、工芸は多彩に発展していきました。より良いものを求めて、あらゆる素材を吟味し、可能性を試して磨き上げてきた結果が作品の魅力となって、見る人も作り手自身も惹きつけてきたのです。作品自体を見ても何の素材なのか分からないものも多くあり、子どものように素朴な疑問や好奇心を持って鑑賞するのも工芸を楽しむ1つの方法とも言えます。
本展では、人間国宝から現代作家まで、所蔵作品約120点を展示。作品に使われている素材を解説していきます。麻布を漆で貼り合わせて作った古伏脇司《乾漆車箱》、金属で作られた山下恒雄《戦野》などのほか、初公開となる新収蔵作品の喜多川俵二《顕紋紗二陪織物夏袿りんどう花菱丸文》や約3mある巨大な作品の齋藤敏寿《archetype00021》も展示されます。
展覧会名 | 所蔵作品展 こども+おとな工芸館 ナニデデキテルノ? |
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会期 | 2016年7月16日(土) 〜 9月8日(木) |
休館日 | 月曜日(ただし7月18日は開館)、7月19日(火) |
時間 | 10:00〜17:00 ※入館は閉館の30分前まで |
会場 | 東京国立近代美術館工芸館 千代田区北の丸公園1-1 |
入館料 | 一般 210円、大学生 70円 無料観覧日:8月7日(日)、9月4日(日) |
公式サイト | https://www.momat.go.jp/craft-museum/ |
問合せ | 03-5777-8600(ハローダイヤル) |
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