茶道具の鑑賞ポイントをキーワード別に解説
長い歴史、独自のしきたりや作法があり、気軽に親しみにくい雰囲気のある茶の湯(茶道)。鑑賞のポイントをキーワード別に展示し、初めてでも気軽に茶の湯の魅力に触れられる入門的な企画展です。
平安時代に中国から伝わった茶の習慣と製法は、鎌倉時代に各地へと普及。安土桃山時代に千利休がわび茶を完成させた後は、独自の作法が弟子を通して伝えられていきました。
茶を点てて供する一連の流れに細かな作法があるだけでなく、“客をもてなす”という精神、茶道具も含めて、その空間を総合的に鑑賞する点が茶の湯(茶道)の特徴です。
本展では、狩野常信「滝図」、酒井抱一「芙蓉に鶉図」、「呉須山水沓形茶碗」、「瀬戸茶入 銘 滝浪」などのコレクションをキーワードでまとめ、茶の湯(茶道)における役割や意味などを解説します。身近な「抹茶」、掛軸を飾る「床の間」、わび茶という茶道を完成させた人物「千利休」、茶碗や茶入の名前を表す「銘」、優れた道具類に評される「名物」、歴史をたどる「伝来」など、初めて触れる人が一連の作法や見どころを把握しやすいのはもちろん、日々茶道に親しんでいる人にとっても改めて魅力を掘り起せる内容となっています。
展覧会名 | 茶の湯ことはじめ |
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会期 | 2016年7月30日(土) 〜 9月11日(日) |
休館日 | 月曜日 |
時間 | 10:00〜17:00 ※入館は閉館時間の30分前まで |
会場 | 畠山記念館 港区白金台2-20-12 |
入館料 | 一般700円、高大生500円 |
公式サイト | https://www.ebara.co.jp/foundation/hatakeyama/index.html |
問合せ | 03-3447-5787 |
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