大型カメラで“人類と文明の終焉”をテーマに制作した3シリーズを初公開
1970年代からニューヨークを拠点に大型カメラで精緻な表現を試み、国際的に高く評価されている杉本博司の大規模な個展です。
1948年に東京で生まれ、1970年に渡米。L.A.のアート・センター・カレッジ・オブ・デザインで写真を学び、1974年以降はニューヨークで活動。その作品は、メトロポリタン美術館、ニューヨーク近代美術館、パリのポンピドゥー・センター、ロンドンのテート・ギャラリーといった名だたる美術館に収蔵され、高い評価を受けています。2008年には建築設計事務所を設立し、国内のギャラリーや美術館などの内装、ランドスケープを手がけました。古美術や伝統芸能にも造詣が深く、文楽や現代劇などの演出も行っています。
本展では、「人類と文明の終焉」をテーマに3つのシリーズを紹介。杉本自身のテキストも加わった《理想主義者》《比較宗教学者》《宇宙物理学者》などの33シナリオによるインスタレーション、廃墟と化した映画館を映画一本分の光量で露光した<廃墟劇場>シリーズ、10年以上にわたり取り組んできた、京都 蓮華王院本堂(通称 三十三間堂)の千手観音を被写体にした<仏の海>シリーズなど、作品を通して人類と文明の在り方を考えさせられる奥深い鑑賞ができます。特に、<廃墟劇場>シリーズは世界初公開となり、必見です。
展覧会名 | 杉本博司 ロスト・ヒューマン |
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会期 | 2016年9月3日(土) 〜 11月13日(日) |
休館日 | 月曜日 ※祝日の場合は開館、翌火曜休館 |
時間 | 10:00〜18:00(木・金は20:00まで、9月9日・10日は21:00まで) ※入館は閉館時間の30分前まで |
会場 | 東京都写真美術館 2階・3階展示室 目黒区三田1-13-3 恵比寿ガーデンプレイス内 >> 会場の紹介記事はこちら |
入館料 | 一般 1,000円、大学生 800円、中高生・65歳以上 700円 ※第三水曜日は65歳以上無料 ※10月1日(土)都民の日は無料 |
公式サイト | https://topmuseum.jp/ |
問合せ | 03-3280-0099 |
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