「驚きの明治工藝」展

3mの自在龍、2cmの三猿など、精緻な明治工藝が大集結!

海外へも輸出された細密な“明治工藝”。3,000点もの日本工芸コレクションを有する台湾の宋培安コレクションから厳選した約130件の作品を紹介する企画展です。

明治時代、殖産振興や輸出政策によって工芸はより写実的で技巧を凝らしたものへと発展し、外国の博覧会でも高い評価を得るようになりました。
 特に、鉄や銅などで、龍、伊勢海老、カマキリ、トンボといった生き物を本物に近い形で作り、胴や手足などを動かせる機能も付加した「自在置物」、ビロードに友禅染を施して絵画のような模様に染めた「ビロード友禅」などは人気を博し、現在国内に残る数はわずかです。

本展では、カニ、伊勢海老、蛇、昆虫など約20点以上の自在置物や《東照宮図壁掛》(展示期間10/4〜10/30)などのビロード友禅を展示します。特に、田中宗義の《自在龍》は、全長3mもあり必見。蛇の自在置物は、2週間ごとにポーズを変えるのもユニークです。自在置物の制作工房の主宰者だった京都の高瀬好山、立体的な生き物の姿を器に貼り付けた陶磁器を製作した宮川香山、七宝の代表的な工人の涛川惣助、蝋型鋳造の第一人者である大島如雲など、金工、漆工、陶磁、七宝、染織とその種類も多彩。会場内は一部の作品をのぞき写真撮影も可能で、近代日本の技術力をじっくりと展観できます。

《自在龍》
《三猿根付》 小林盛良
《色絵金彩鴛鴦(おしどり)置物》 宮川香山
《狸置物》 大島如雲
開催概要
展覧会名 「驚きの明治工藝」展
会期 2016年9月7日(水) 〜 10月30日(日)
※会期中、一部展示替えあり
休館日 月曜日(ただし9月19日、10月10日は開館)、10月11日(火)
時間 10:00〜17:00(10月21日・22日は20:00まで)
※入館は閉館時間の30分前まで
会場 東京藝術大学大学美術館
台東区上野公園12-8 
入館料 一般 1,300円、高大生 800円
公式サイト https://www.geidai.ac.jp/museum/
問合せ 03-5777-8600 (ハローダイヤル)
2016年9月更新