国宝「曜変天目」と重文「油滴天目」を天目台にのせて特別公開
三菱第二代社長の岩ア彌之助、第四代社長の岩ア小彌太によって設立された静嘉堂文庫美術館。国宝7点、重要文化財84点を含む、約20万冊の古典籍と6,500点の東洋古美術品を収蔵しています。今回、10年ぶりに開催される漆芸に焦点を当てた企画展です。
本展では、飲食器、文房具、調度品、茶道具、印籠などの漆芸品を広く紹介します。一番の見どころは、修理後初公開となる重要文化財「
本阿弥光悦作の硯箱を模して制作したと書いた自筆が残る、尾形光琳「住之江蒔絵硯箱」や、信長から秀吉へと渡り、1615(慶長20)年の大阪夏の陣で一度破損しながらも、漆師によって修復されて家康に伝来した大名物の唐物茄子茶入など、歴史をもつ作品も見どころの一つ。また、幕末から明治に活躍した柴田是真の「柳流水青海波塗重箱」、琉球王国の王府工房の制品とみられている「清明節図螺鈿座屏」、李朝工芸の名品「牡丹唐草螺鈿箱」など、時代や地域ごとに特長のある漆工芸を総覧できます。
展覧会名 | 漆芸名品展 ―うるしで伝える美の世界― |
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会期 | 2016年10月8日(土) 〜 12月11日(日) ※会期中、一部展示替えあり 前期:10月8日(土) 〜 11月6日(日) 後期:11月8日(火) 〜 12月11日(日) |
休館日 | 月曜日(ただし10月10日は開館)、10月11日(火) |
時間 | 10:00〜16:30 ※入館は閉館時間の30分前まで |
会場 | 静嘉堂文庫美術館 世田谷区岡本2-23-1 |
入館料 | 一般 1,000円、高大生 700円 |
公式サイト | https://www.seikado.or.jp |
問合せ | 03-5777-8600 (ハローダイヤル) |
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