地方の発展という新たな側面で戦国時代を検証
1454(享徳3)年から1573(天正元)年の将軍・足利義昭の追放までの約100年にわたる戦国時代、有力な大名によって地域が発展した模様を、歴史史料や美術工芸品から検証、展望する企画展です。
将軍家や守護の家督争いを発端に、関東一円に広がった享徳の乱、終息まで10年かかった応仁・文明の乱といった相次ぐ内乱で室町幕府は衰退。北条早雲、尼子経久、毛利元就、斎藤道三、武田信玄、上杉謙信、織田信長ら各地の有力大名が台頭すると、彼らのために作品を描いた狩野派の絵師や、茶の湯の伝道者など、多くの文化人が地方へと赴き、京都の文化が各地へ伝わるきっかけとなりました。
本展は4章立てで構成。1章「合戦」では、上杉謙信の関東初出兵に参陣した諸将の名が連なる国宝《上杉家文書 関東幕注文》や《姉川合戦図屏風》などのほか、真田家伝来の《陣貝》も展示。2章「群雄」では、肖像画《上杉謙信像》や《織田信長像》、佐竹義重の具足、尼子経久のものと伝わる甲冑などから、戦国武将のすがたを追います。3章「権威」では、当時屈指のアーティスト三条西実隆、土佐光信による重要文化財《北野天神縁起絵巻》などを紹介し、4章「列島」では、東南アジアの交易や庶民による国内旅行で活発化した交流に焦点を当てます。
展覧会名 | 戦国時代展 |
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会期 | 2016年11月23日(水・祝) 〜 2017年1月29日(日) ※会期中、展示替えあり |
休館日 | 月曜日(ただし1月2日・9日・16日は開館)、年末年始 12月26日(月)〜1月1日(日・祝) |
時間 | 9:30〜17:30(土曜は19:30まで) ※入館は閉館時間の30分前まで |
会場 | 東京都江戸東京博物館 1階特別展示室 墨田区横網1-4-1 |
観覧料 | 一般 1,350円、大学・専門生 1,080円、小中高生・65歳以上 680円 |
公式サイト | https://www.edo-tokyo-museum.or.jp/ |
問合せ | 03-3626-9974(代表) |
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