シャセリオー展 19世紀フランス・ロマン主義の異才

国内初の回顧展!優美さとエキゾチズム漂う作品で魅せる夭逝した天才

《カバリュス嬢の肖像》 テオドール・シャセリオー 1848年 カンペール美術館 Collection du musée des beaux-arts de Quimper

巨匠アングルに入門し、早くから才能を発揮して16歳でサロンデビューしたテオドール・シャセリオー。本国フランスでもまとまった形で見る機会の少ない作品を、ルーブル美術館所蔵の絵画、水彩、素描、版画で展観し、その画業の全貌と後世への影響を探る日本初の回顧展です。

1819年カリブ海で生まれたシャセリオーは11歳で古典主義の巨匠アングルに入門しますが、ロマン主義への傾倒から20歳で決裂。アングルの優美な線描を受け継ぎつつも、抒情に満ちた独自の作品世界を構築していきます。1846年にアルジェリア方面を旅行し、オリエンタリスム漂う作品も多く制作。1871年のパリ・コミューンで破壊された会計検査院など、公共建築物の天井や壁装飾に取り組み、宗教画なども描きますが、37歳で急逝しました。

本展では、初期、ロマン主義、肖像画、オリエンタリスム、建築装飾などのテーマで5章にわたって幅広く作品を展観します。16歳で手掛けた自画像から、中期の代表作《アポロンとダフネ》、《アレクシ・ド・トクヴィル》や《カバリュス嬢の肖像》などの大作肖像画、異国情緒あふれる《コンスタンティーヌのユダヤ人街の情景》、最晩年の《東方三博士の礼拝》まで約89点を展示。同時に、影響を受けたギュスターヴ・モロー、オディロン・ルドンなどの作品も紹介し、ロマン主義から象徴主義への展開などを考察します。


《自画像》 テオドール・シャセリオー 1835年 ルーヴル美術館 Photo©RMN-Grand Palais (musée du Louvre) / Jean-Gilles Berizzi / distributed by AMF
《泉のほとりで眠るニンフ》 テオドール・シャセリオー 1850年 CNAP(アヴィニョン、カルヴェ美術館に寄託) ©Domaine public / Cnap / photo: Musée Calvet, Avignon, France
《アポロンとダフネ》 テオドール・シャセリオー 1845年 ルーヴル美術館 Photo©RMN-Grand Palais (musée du Louvre) / Philippe Fuzeau / distributed by AMF
開催概要
展覧会名 シャセリオー展 19世紀フランス・ロマン主義の異才
会期 2017年2月28日(火) 〜 5月28日(日)
休館日 月曜日(ただし3月20日、27日、5月1日は開館)、3月21日(火)
時間 9:30〜17:30(金曜は20:00まで)
※入館は閉館時間の30分前まで
会場 国立西洋美術館
台東区上野公園7-7 
入館料 一般 1,600円、大学生 1,200円、高校生 800円
公式サイト http://www.tbs.co.jp/chasseriau-ten/
問合せ 03-5777-8600(ハローダイヤル)
2017年2月更新