泉屋博古館との共同企画!韓国で花開いた精緻な仏画
10〜14世紀まで朝鮮半島全域を支配した高麗国で隆盛を極めた仏教文化。現在、約160件余りが確認されている仏画をテーマにした企画展です。泉屋博古館との共同企画により、約40年ぶりに開催されます。
高麗仏画は、阿弥陀如来の威容、慈悲に満ちた観音菩薩など、日本の仏画の趣とは異なる静粛な美が特徴です。画中に記された銘文から、当時の王が中国で命の危険にさらされる窮地に陥った歴史、中国・北宋絵画との関係がみられる筆致や色調など文化交流面も読み取れ、単純に美術的な要素だけではない魅力があります。
本展では、泉屋博古館が所蔵する重要文化財「水月観音像」、根津美術館所蔵の重要文化財「阿弥陀如来像」、神奈川県円覚寺が所蔵する重要文化財「地蔵菩薩像」など、変相図に加えて阿弥陀、観音、地蔵、羅漢などを描いた作品、装飾経や仏具などを含め、総計38件の絵画と工芸作品を展示します。
展覧会名 | 特別展 「高麗仏画 −香りたつ装飾美−」 |
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会期 | 2017年3月4日(土) 〜 3月31日(金) |
休館日 | 月曜日(ただし3月20日は開館)、3月21日(火) |
時間 | 10:00〜17:00 ※入館は閉館時間の30分前まで |
会場 | 根津美術館 港区南青山6-5-1 >> 会場の紹介記事はこちら |
入館料 | 一般 1,300円、高大生 1,000円 |
公式サイト | https://www.nezu-muse.or.jp/ |
問合せ | 03-3400-2536 |
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