特別展 「高麗仏画 −香りたつ装飾美−」

泉屋博古館との共同企画!韓国で花開いた精緻な仏画

10〜14世紀まで朝鮮半島全域を支配した高麗国で隆盛を極めた仏教文化。現在、約160件余りが確認されている仏画をテーマにした企画展です。泉屋博古館との共同企画により、約40年ぶりに開催されます。

高麗仏画は、阿弥陀如来の威容、慈悲に満ちた観音菩薩など、日本の仏画の趣とは異なる静粛な美が特徴です。画中に記された銘文から、当時の王が中国で命の危険にさらされる窮地に陥った歴史、中国・北宋絵画との関係がみられる筆致や色調など文化交流面も読み取れ、単純に美術的な要素だけではない魅力があります。

本展では、泉屋博古館が所蔵する重要文化財「水月観音像」、根津美術館所蔵の重要文化財「阿弥陀如来像」、神奈川県円覚寺が所蔵する重要文化財「地蔵菩薩像」など、変相図に加えて阿弥陀、観音、地蔵、羅漢などを描いた作品、装飾経や仏具などを含め、総計38件の絵画と工芸作品を展示します。

重要文化財 水月観音像 徐九方筆 朝鮮・高麗時代 1323年(至治3年・忠粛王10年) 泉屋博古館蔵
重要文化財 地蔵菩薩像 朝鮮・高麗時代 13‐14世紀 神奈川・円覚寺蔵
堺市指定文化財 阿弥陀三尊像 朝鮮・高麗時代 13‐14世紀 大阪・法道寺蔵

特別展示 再会−興福寺の梵天・帝釈天

明治期の混乱で流出!
興福寺の仏像2体が112年ぶりに再会

7世紀後半に藤原鎌足の発願で建立された山階寺を起源とする興福寺。明治維新の神仏分離・廃仏毀釈などにより、少なからぬ寺宝が流出しました。その中の1つ、同館所蔵の帝釈天立像は、興福寺に残った梵天立像とともに、仏師・定慶によってペアで作られた仏像です。今回、興福寺の中金堂再建記念事業の1つとして、同館の展示室3において112年ぶりに並んで展示され、2つの仏像が再会。慶派仏師の技をじっくりと展観できます。

【左】帝釈天立像 定慶作 鎌倉時代 建仁元年(1201) 根津美術館蔵、【右】重要文化財 梵天立像 定慶作 鎌倉時代 建仁2年(1202)年 興福寺蔵
開催概要
展覧会名 特別展 「高麗仏画 −香りたつ装飾美−」
会期 2017年3月4日(土) 〜 3月31日(金)
休館日 月曜日(ただし3月20日は開館)、3月21日(火)
時間 10:00〜17:00
※入館は閉館時間の30分前まで
会場 根津美術館
港区南青山6-5-1 
入館料 一般 1,300円、高大生 1,000円
公式サイト http://www.nezu-muse.or.jp/
問合せ 03-3400-2536
2017年2月更新