総合開館20周年記念 夜明けまえ 知られざる日本写真開拓史 総集編

10年目の集大成!幕末から明治の写真を体系化する展覧会シリーズ

  • 2017/03/02
  • イベント
  • アート

田本研造 箱根市中取締 裁判局頭取 土方歳三》 ゼラチン・シルバープリント(後年のプリント) 明治2年 函館市中央図書館 展示期間:4月25日〜5月7日(他期間はレプリカ展示)
田本研造
《箱根市中取締 裁判局頭取 土方歳三》
ゼラチン・シルバープリント(後年のプリント)
明治2年 函館市中央図書館
展示期間:4月25日〜5月7日(他期間はレプリカ展示)

2006年度から日本全国の美術館、博物館、資料館などが管理する幕末〜明治期の写真や資料を調査し、体系化する展覧会「知られざる日本写真開拓史」シリーズ。その集大成となる、写真流入期、第一世代写真師、第二世代以降の名品、逸品をまとめた総集編です。

一般の人が恒久的に鑑賞できる可能性を残すため、初期の写真の調査を美術館などの公開期間を持つ施設に限定。これまでのアンケート調査は7,987カ所、10年以上の取り組みとなり、散逸していた日本の初期写真が体系化されていきました。2007年から隔年で、関東、中部・近畿・中国、四国・九州・沖縄、北海道・東北と地方別に4回開催しています。

本展では、シリーズ総まとめとして、幕末から明治の写真と資料375点を、流入期の作品・資料をまとめた「であい」、第一世代写真師の作品・資料をまとめた「まなび」、第二世代以降の作品・資料をまとめた「ひろがり」の三部構成で展開。
 ペリーとともに日本を訪れたエリファレット・ブラウン・ジュニアによる《田中光儀》像(1854(嘉永7)年)などの国指定重要文化財や、フェリーチェ・ベアト《愛宕山から見た江戸のパノラマ》などが展示され、要注目です。文面・印章・装丁から歴史が読み取れる台紙は、裏面も鑑賞できるよう立体で展示され、写真帖は内容を投影、機材や書簡など関連資料も一堂に会します。

  1. フェリーチェ・ベアト《愛宕山から見た江戸のパノラマ》1863(文久3)-64(元治元)年 鶏卵紙4枚構成 東京都写真美術館蔵
    フェリーチェ・ベアト《愛宕山から見た江戸のパノラマ》
    1863(文久3)-64(元治元)年 鶏卵紙4枚構成
    東京都写真美術館蔵

開催概要

展覧会名 総合開館20周年記念
夜明けまえ 知られざる日本写真開拓史 総集編
会期 2017年3月7日(火) 〜 5月7日(日)
※会期中、一部作品およびアルバムページの展示替あり
第一期 3月7日(火) 〜 3月20日(月・祝)
第二期 3月22日(火) 〜 4月9日(日)
第三期 4月11日(火) 〜 4月23日(日)
第四期 4月25日(火) 〜 5月7日(日)
休館日 月曜日(ただし3月20日、5月1日は開館)、3月21日(火)
時間 10:00〜18:00(木・金は20:00まで)
※入館は閉館時間の30分前まで
会場 東京都写真美術館 3階展示室
目黒区三田1-13-3 恵比寿ガーデンプレイス内 
>> 会場の紹介記事はこちら
入館料 一般 700円、学生 600円、中高生・65歳以上 500円
※第3水曜日は65歳以上無料
公式サイト https://topmuseum.jp/
問合せ 03-3280-0099

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