アドルフ・ヴェルフリ 二萬五千頁の王国

ザ・独創! 天性の才能で描くアウトサイダー・アートの芸術家

アドルフ・ヴェルフリ《ネゲルハル〔黒人の響き〕》1911年 ベルン美術館 アドルフ・ヴェルフリ財団蔵 ©Adolf Wölfli Foundation, Museum of Fine Arts Bern

絵と文字と音符で埋め尽くされた独自の作品を描いたアドルフ・ヴェルフリ。犯罪を犯し、精神病を患いながらも独特の世界を確立させた「アウトサイダー・アート」の先駆者として評価を受けるその生涯と画業を辿る企画展です。

1864年、スイス、ベルン郊外の貧しい家庭に生まれたヴェルフリは悲惨な幼少期を過ごし、11歳になるまでに両親を亡くします。数回の犯罪の末、統合失調症と診断されて精神科病院に収容。4年後、突如として絵を描き始め、空想の自伝的シリーズ『揺りかごから墓場まで』を1912年に完成させました。新聞用紙に描かれた作品は独創的な表現力と、奇想天外な物語性、音楽への情熱にあふれています。

本展では、初期のドローイング、『揺りかごから墓場まで』、『地理と代数の書』、『歌と舞曲の書』、『葬送行進曲』、『ブロートクンスト』の各シリーズから厳選した全74点で、初期から晩年までを振り返ります。
 特に初期のドローイングは描かれた約300点の作品のうち、現存するのは50点ほどで、貴重です。また、全長486cmにおよぶ大作《アリバイ》も必見です。

アドルフ・ヴェルフリ《小鳥=揺りかご.田舎の=警察官.聖アドルフU世., 1866年, 不幸な災=難》1916年 ベルン美術館 アドルフ・ヴェルフリ財団蔵 ©Adolf Wölfli Foundation, Museum of Fine Arts Bern
アドルフ・ヴェルフリ《ヴェイエリアーナ・フォン・デュルシア》1917年 ベルン美術館 アドルフ・ヴェルフリ財団蔵 ©Adolf Wölfli Foundation, Museum of Fine Arts Bern
アドルフ・ヴェルフリ《無題(キャンベル・トマト・スープ)》1929年 ベルン美術館 アドルフ・ヴェルフリ財団蔵 ©Adolf Wölfli Foundation, Museum of Fine Arts Bern

作品画像はすべて、ベルン美術館 アドルフ・ヴェルフリ財団蔵 all works ©Adolf Wölfli Foundation, Museum of Fine Arts Bern

開催概要
展覧会名 アドルフ・ヴェルフリ 二萬五千頁の王国
会期 2017年4月29日(土) 〜 6月18日(日)
休館日 月曜日(ただし5月1日は開館)
時間 10:00〜18:00(金曜は20:00まで)
※入館は閉館時間の30分前まで
会場 東京ステーションギャラリー
千代田区丸の内1-9-1 
入館料 一般 1,100円、高大生 900円
公式サイト http://www.ejrcf.or.jp/gallery/
問合せ 03-3212-2485
2017年4月更新