細部までこだわりの数々! 近代建築の巨匠が手掛けた2代目本館「ライト館」
帝国ホテルの2代目の本館であるライト館を設計した建築家フランク・ロイド・ライトの生誕150周年を記念して、建築図面や当時の家具、食器などを展観しながら、独自の様式やデザイン面の特徴などを探る企画展です。
ル・コルビュジェ、ルートヴィヒ・ミース・ファン・デル・ローエと並び、近代建築の三大巨匠に数えられるライト。プレーリースタイル(草原様式)と呼ばれる、低く、水平線を強調した設計が特徴で、1916(大正5)年、帝国ホテルの支配人だった林愛作の依頼で、ホテル新館建設のために来日します。建築物だけでなく、家具や照明器具などのデザインなども行いました。
1923(大正12)年に竣工したライト館は、地上5階、地下1階建てで、大谷石、スクラッチタイル、テラコッタなどを用いた造り。落成式当日に関東大震災に遭遇するものの、建物の被害が軽微で、耐震・耐火構造を証明しました。
会場では、開業当時から1964(昭和39)年の東京オリンピックまで幅広く展示。開業当時に関する展示コーナーでは、明治時代の古地図、当時の支配人である林がデザインした皿、初代料理長の料理レシピなど、ライト館に関する展示コーナーでは、平面図、ライトがデザインした椅子や、デザインをモチーフにした食器など、他にも、1958(昭和33)年から開店した日本初のブッフェレストラン「インペリアルバイキング」の開業当時のメニューや、東京オリンピック選手村の食堂メニューなどが並びます。
展覧会名 | フランク・ロイド・ライト生誕150周年記念展示 |
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会期 | 2017年6月8日(木) 〜 2018年1月中旬予定 |
休館日 | 無休 |
時間 | 常時 | 会場 | インペリアル タイムズ 千代田区内幸町1-1-1 帝国ホテル 東京 本館1階メインロビー内 |
鑑賞料 | 無料 |
公式サイト | http://www.imperialhotel.co.jp/j/tokyo/special/wright_150th_anniversary/index.html |
問合せ | 帝国ホテル 東京 ホテル事業統括部営業企画課 03-3539-8240 (10:00〜17:00 ※土日祝日を除く) |
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