国宝や重要文化財から卒業制作や石膏像まで、大学ならではの奥深さ
東京美術学校として開校し、後に大学となった東京藝術大学。美術の学習材料として集められたコレクションに焦点を当て、その奥深さに迫る創立130周年を記念した企画展です。
1887(明治20)年に設立された唯一の美術専門学校からスタートした東京藝術大学には、国宝級の名品、著名な現代作家の学生時代の作品、卒業制作、模写、石膏、写真など多彩コレクションが眠っています。美術教育の参考品として集められたものの中には、現代では希少なもの、美術学校ならではのものも多くあり、その幅広さもコレクションの特徴の一つとなっています。
本展では、6つのテーマで作品が展示されます。自身の作品と蒐集したものを合わせて149点もの彫刻を寄贈した彫刻家の平櫛田中。田中コレクションの展示活動の歩みを振り返ります。卒業時の伝統である自画像では、今では著名な現代作家の作品を一同に展示します。ブロンズ作品を作る際の原型となった石膏像は、ブロンズ作品と並べて紹介。日本近代美術史を映す資料とも言える卒業制作群。教育の側面から奨励された模写や模造作品と、後世に伝えていくために必要な修復・保存の今の取り組み内容などを、それぞれ掘り下げながら紹介します。
また、2018年に没後50年を迎える藤田嗣治の日記、書簡、ポートレートなどの初公開資料を展示するほか、教材だけでなく制作記録として活用された写真資料も初公開されます。
展覧会名 | 東京藝術大学創立130周年記念特別展 藝「大」コレクション パンドラの箱が開いた! |
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会期 | 第1期:2017年7月11日(火) 〜 8月6日(日) 第2期:2017年8月11日(金) 〜 9月10日(日) |
休館日 | 月曜日(ただし7月17日、8月14日は開館)、7月18日(火) |
時間 | 10:00〜17:00(7月11日は18:00まで) ※入館は閉館時間の30分前まで |
会場 | 東京藝術大学大学美術館 台東区上野公園12-8 |
入館料 | 一般 800円、高大生 500円 |
公式サイト | https://www.geidai.ac.jp/museum/exhibit/2017/collection17/ |
問合せ | 03-5777-8600 (ハローダイヤル) |
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