日本人の美意識を深めた禅宗寺院の書画や墨跡、漢詩文
平安末期に興った禅宗は鎌倉時代に急速に広まり、禅宗寺院を中心に独自の美術や学芸が花開きました。当時の日本人の文化に大きく影響を与え、美意識を深めるきっかけとなった禅宗美術に着目し、所蔵品からその魅力を掘り下げる企画展です。
本展では、鎌倉・室町時代を中心に館蔵の禅宗美術作品約40点と、日本陶磁約15点を展観します。
南宋時代からは、「叭々鳥図 伝 牧谿筆」などが、鎌倉時代からは、重要文化財「無学祖元墨跡 偈頌」や重要美術品「夢窓疎石墨跡 古徳偈」などが並びます。室町時代の作品では「一休宗純墨跡 偈頌」や、「布袋図 愚中周及筆 見心来復賛」「花伝書ぬきがき條々」などを紹介。桃山時代の陶磁器である重要文化財「古伊賀水指 銘 破袋」も展示されます。
特に注目なのは、次の3点の作品です。1つ目は、鎌倉にある建長寺を開いた
2つ目は、重要美術品「雪嶺斎図 僊可筆 麟仲祖祥他賛」。上部は、
3つ目は、唐の文学者、
会期中、紫式部が書いた日記を約250年後に絵巻にした国宝「紫式部日記絵巻 五島本」も期間限定で特別展示され、要注目です。
絵画や墨跡、出版物などさまざまな作品から、中世の文化の一端を深く展観できます。
展覧会名 | 館蔵 秋の優品展 禅宗の美術と学芸 |
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会期 | 2018年8月25日(土) 〜 10月14日(日) |
休館日 | 月曜日(ただし、9月17日・9月24日・10月8日は開館)、 9月18日(火)、9月25日(火)、10月9日(火) |
時間 | 10:00〜17:00 ※入館は閉館時間の30分前まで |
会場 | 五島美術館 世田谷区上野毛3-9-25 |
入館料 | 一般 1,000円、高大生 700円 |
公式サイト | https://www.gotoh-museum.or.jp/ |
問合せ | 03-5777-8600 (ハローダイヤル) |
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