トルコ文化年2019 トルコ至宝展 チューリップの宮殿 トプカプの美

トプカプ宮殿博物館を彩る
オスマン帝国の至宝約170点が来日

親日国として知られ、アジアとヨーロッパにまたがる交易の要地でもあるトルコ。オスマン帝国時代から育まれたその多様な芸術や文化を、イスタンブルにある「トプカプ宮殿博物館」所蔵の貴重な宝飾品、美術工芸品約170点をとおして紹介する展覧会が開催される。

歴史上最も大きな帝国の一つだったオスマン帝国は、1453年に第7代スルタン(君主)・メフメト2世がコンスタンティノープル(現イスタンブル)を征服。そして新たな首都の政治・軍事・文化の拠点として、トプカプ宮殿を1478年に完成させた。その後、西は中部ヨーロッパ、東はイラン西部、北は南ロシア、南は北アフリカまで領土を拡大し、最高の権威と繁栄を謳歌したオスマン帝国には、支配下に治めた地域からの珍しい献上品などが集まるように。また、スルタンの威光を輝かせるための衣装・宝飾品・家具調度などが盛んに製作され、トプカプ宮殿は帝国の美意識や芸術観を象徴する場所となっていった。そして、1924年のトルコ共和国建国時に、9万点近い美術品と建築を有する博物館となった。

本展では、オスマン帝国の栄華を今に伝える至宝が数多く来日。《射手用指輪》《宝飾短剣》《ターバン飾り》など、色とりどりの宝石が散りばめられた宝飾品からは、当時のスルタンたちの権力の強さと贅沢な暮らしが想像できる。また、15世紀ごろから園芸種としての栽培が盛んになり、今もトルコ国民にこよなく愛される花・チューリップがあしらわれた宝飾品、工芸品、食器、武器、書籍も多数出展。王冠、玉座、剣といったスルタンに属するものだけでなく、建築装飾、宗教祭具、馬具、絨毯、日用の食器や花瓶にいたるまで、国家の繁栄を祈念すべく、いたるところにチューリップの文様があしらわれているのを目にすることができる。

文化を受容・融合し、比類ない美を育んできたトルコ。そのほとんどが初来日となる、スルタンが愛でた宝物の数々を堪能あれ。

《立法者スルタン・スレイマン1世》『トルコ皇帝肖像画集(ヤング・アルバム)』、ロンドン 1815年 トプカプ宮殿博物館蔵
《玉座用吊るし飾り》 18世紀後半 トプカプ宮殿博物館蔵
《射手用指輪》 16−17世紀 トプカプ宮殿博物館蔵

《詩集のワニス塗り表紙》 18世紀前半 トプカプ宮殿博物館蔵
《スルタン・スレイマン1世のものとされる儀式用カフタン》 16世紀中期 トプカプ宮殿博物館蔵
開催概要
展覧会名 トルコ文化年2019
トルコ至宝展 チューリップの宮殿 トプカプの美
会期 2019年3月20日(水) 〜 5月20日(月)
休館日 毎週火曜日(ただし4月30日は開館)
時間 10:00〜18:00
※金・土曜日、4月26日(金)〜5月5日(日)は20:00まで
※入場は閉館時間の30分前まで
会場 国立新美術館 企画展示室2E
港区六本木7-22-2
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観覧料 一般 1,600円、大学生 1,200円、高校生 800円
公式サイト https://www.nact.jp/
問合せ 03-5777-8600 (ハローダイヤル)
2019年3月更新