10年に凝縮された、アーティストとしての鮮烈な生き様を見よ!
溢れ出る才能を、日本初&オリジナルの大規模展で体感
1980年代のアートシーンに、彗星のごとく現れたジャン=ミシェル・バスキア。27歳というあまりにも早すぎる死ゆえに、活動期間はわずか10年と短かったが、没後その名声はますます上昇し、今や20世紀美術最大の巨匠の一人として揺るぎない地位を確立している。本展は、度々来日して作品を発表し、日本にまつわるモチーフも多く取り入れたバスキアの日本との絆に着目した、日本初、そしてここでしか観られない構成の本格的な展覧会となる。
10年の活動期間でバスキアが残した作品は、新たな具象表現的な要素を採り入れたドローイング3000点以上、絵画作品1000点以上にのぼる。それらは、彼自身の短い人生を物語るかのように、非常に強烈なエネルギーで溢れているだけでなく、20世紀のモダニズム美術の流れを踏まえ、ジャズやヒップホップ、アフリカの民俗や人種問題などの主題を扱っている。その唯一無二のアートセンスは、今日までアートやファッション、カルチャーに大きな影響力を及ぼし、近年でもロンドンやパリをはじめ、欧米の著名な美術館で相次いで展覧会が開催されている。
今回六本木で展示されるのは、世界各地から集めた約130点。絵画やドローイングに加え、立体作品や映像作品まで、花火のように才能を開花させ散っていった天才の、確かな足跡が会場を埋める。また、本展のテーマ「MADE IN JAPAN」や「Yen」をモチーフにしたように、日本の影響を受けた作品から、当時のニッポンの熱気や雰囲気をも感じられるはずだ。
さらに本展では、来場者全員に音声ガイドが無料で貸出(一人1台)されるほか、一度来場すると二度目の来場・鑑賞(指定期間の平日の17時以降入場のみ対象)が無料になるという、美術展史上初の試みも実施(詳細は公式サイト参照)。 バスキアの世界をたっぷり味わい深く知る、またとない機会になるだろう。
展覧会名 | バスキア展 メイド・イン・ジャパン |
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会期 | 2019年9月21日(土) 〜 11月17日(日) |
休館日 | 9月24日(火) |
時間 | 10:00〜20:00 ※9月25日(水)・26日(木)、10月21日(月)は17:00まで ※入館は閉館時間の30分前まで |
会場 | 森アーツセンターギャラリー 港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー 52階 |
観覧料 | 一般 2,100円、高大生 1,600円、小中生 1,100円 |
公式サイト | macg.roppongihills.com |
問合せ | 03-5777-8600(ハローダイヤル) |
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