開校100年 きたれ、バウハウス ―造形教育の基礎―

バウハウスに体験入学!造形教育に革新をもたらした学校のユニークな授業とは?

  • 2020/07/09
  • イベント
  • アート

1919年、ドイツの古都ヴァイマールに、建築家ヴァルター・グロピウスにより開校した造形学校「バウハウス」。ナチスの弾圧を受け1933年に閉鎖されるまで、わずか14年という短い活動期間であったが、実験精神に満ち溢れたこの学校は、造形教育に革新をもたらし、今日にいたるまでアートとデザインに大きな影響を及ぼしている。その開校100年を日本で祝う巡回展が、東京ステーションギャラリーで開催される。

本展では、バウハウスとは何か?という問いに「学校」であるという視点から迫る。まず、初代学長、建築家のグロピウスの下に集まったクレーやカンディンスキー、モホイ=ナジなどの優れた芸術家たちがこの学校でどのような授業を行ったかを、授業を受けた学生たちの実際の作品を通して紹介。とりわけ、入学した学生が最初に受ける基礎教育で教師たちが試みた授業はユニークなものだった。
 そして、基礎教育を経た学生たちは、家具工房や金属工房などの専門課程に進む。各工房での教育と実験から生まれた、鋼管家具などのバウハウスを象徴するプロダクトのデザインをはじめ、約300点もの成果や資料が展示される。国内の美術館や所蔵者の協力により集結した、バウハウスの作品とデザインに直接触れる好機となるだろう。
 さらに、日本とバウハウスの深い繋がりにも注目。日本からバウハウスに留学した4人の日本人(水谷武彦・山脇巌・山脇道子・大野玉枝)の活動を一堂に紹介する初めての機会となる。

今日のアートとデザインにも大きな影響を及ぼす、ユニークで革新的な学校に“体験入学”して、その精神を学ぼう。

※会期終了に伴い画像を削除いたしました

開催概要

展覧会名 開校100年 きたれ、バウハウス ―造形教育の基礎―
会期 2020年7月17日(金) 〜 9月6日(日)
休館日 月曜日(8月10日、8月31日は開館)
時間 10:00〜18:00(金曜日は20:00まで)
※入館は閉館時間の30分前まで
会場 東京ステーションギャラリー
千代田区丸の内1-9-1
入館料 一般 1,200円、高大生 1,000円、中学生以下無料
※日時指定予約制
※詳細はこちらをご確認ください
公式サイト http://www.bauhaus.ac/bauhaus100/
問合せ 03-3212-2485

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