ロンドン・ナショナル・ポートレートギャラリー所蔵 KING&QUEEN展 ―名画で読み解く 英国王室物語―

知れば知るほど面白い!肖像画で読み解く、ドラマティックな英国王室の歴史

  • 2020/10/05
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世界屈指の肖像専門美術館ロンドン・ナショナル・ポートレートギャラリーより、テューダー朝から現在のウィンザー朝まで、5つの王朝の貴重な肖像画・肖像写真など、およそ90点が来日。いつの時代も世界中を虜にする「英国王室の物語」を、ポートレートから読み解く展覧会が開催される。

今日まで1000年以上、伝統を受け継ぎ、今もなお世界中の注目を集め続ける英国王室の肖像画には、伝統と革新の両面が現れており、これらを見通してみると、君主制の変化によって肖像画にも変化が現れたこと、そしてなにより、君主たちが自らのイメージを公に向けて発信するために肖像画を使っていたことが分かる。
 約1000年の間の幾度かの王家転変のなかで、傑出した人物たちが現れる。6人の妻を持ち、絶対君主の名をほしいままにしたヘンリー8世。宗教的混乱の中を奮闘、“ブラッディ・メアリー”の異名をとったメアリー1世。最強国スペインの無敵艦隊を撃退、“国と結婚”し生涯未婚を通したことから“ヴァージン・クイーン”と呼ばれたエリザベス1世。9人の子、40人の孫、37人の曾孫を持ち、18歳から63年間治世した“ヨーロッパの祖母”ヴィクトリア女王。そして現在の王であるエリザベス2世。女王自身はもちろん、息子のチャールズ皇太子、孫のウィリアム王子、ヘンリー王子と、ロイヤルファミリー全員が日々のニュースにも頻繁に登場するほどの人気ぶりだ。
 このように、作品の魅力と併せ、美しく気品に満ちた肖像画のモデルである王室の面々が辿った運命、繰り広げられた人間模様などの背景を知って観覧することで、より深い鑑賞体験ができるはずだ。

ほぼ全てが初出品で、波乱万丈な人生を送ったダイアナ妃、現代の王室人気を支えるキャサリン妃のポートレートなど、貴重な写真群の展示も予定されている。

※会期終了に伴い画像を削除いたしました

開催概要

展覧会名 ロンドン・ナショナル・ポートレートギャラリー所蔵
KING&QUEEN展 ―名画で読み解く 英国王室物語―
会期 2020年10月10日(土)〜2021年1月11日(月・祝)
休館日 会期中無休
時間 10:00〜17:00(金曜日は20:00まで)
※入場は閉館時間の30分前まで
会場 上野の森美術館
台東区上野公園1-2
入館料 【平日】一般 1,800円、高大生 1,600円、小中生 1,000円
【土日祝】一般 2,000円、高大生 1,800円、小中生 1,200円
※未就学児無料
公式サイト ueno-mori.org
問合せ 03-5777-8600 (ハローダイヤル)

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