アイラブアート16 視覚トリップ展 ウォーホル、パイク、ボイス 15人のドローイングを中心に

ワタリウム美術館のコレクションで楽しむ、未知のヴィジョンへの視覚体験

ワタリウム美術館のコレクション作品から、アーティストたちの作品を通し、視覚体験を楽しんでもらおうと企画された「視覚トリップ」展が開催。

コロナ禍で、ただ2年の間に、誰かと実際に会うことは、特別なことになってしまった。何かとの出会いはモニターの画面越しにもたらされる。画面越しの出会いでは、視覚に依るところが増し、触覚や嗅覚などは無力のようだ。共有されつづける画面により、視覚は個人の感覚である以上に、他者と共有する感覚となった。自分と他者を意識するともなく、もはや自分の体験と他者の体験、自分の感情と他者の感情は混在し、その区別さえ難しい。それでも花は美しく咲き、枯れ、その花の美しさを感じているのは、花をみつめているあなた自身である。

本展では、アンディ・ウォーホルの初めてのドローイング集《サムという名の25匹の猫と青い子猫ちゃん》、ナムジュン・パイクが描いた、笑っているテレビ、泣いているテレビのドローイングや、1984年、ヨーゼフ・ボイスが東京で描いた黒板ドローイング《コンティニュイティ(連続性)》など、14人のドローイングやペインティング作品計160点を展示。さらに、ゲストアーティストとして、さわひらきの映像作品《/home》《/home (absent room)》と新作ドローイングも登場する。

アーティストたちが描くドローイングの線は、私たちがみつめているとき、未知のヴィジョンへの補助線となる。ドローイングとの出会いは、道を歩くようなこと。自分の歩幅で、自分のスピードで、未知の場所へと向う。
 視覚トリップは、身体感覚をともなう。川の向うの花をジッーと目を細めてみつめる、目前の花の絵をパっと目をみひらき凝視する。そのとき、あなたの目は花のように美しい表情をもつ。

青木陵子 変化する自由分子のWORKSHOP展 2020  より
ナムジュン・パイク 無題 1979
アンディ・ウォーホル サムという名の25匹の猫と青い子猫ちゃん 1954
オラファー・エリアソン パウル・シャッツへのオマージュ 2012
さわひらき /home (absent room)  2017-2021 ©hiraki sawa
開催概要
展覧会名 アイラブアート16 視覚トリップ展
ウォーホル、パイク、ボイス 15人のドローイングを中心に
会期 2022年1月22日(土)〜5月15日(日)
休館日 月曜日(ただし3月21日は開館)
時間 11:00〜19:00
会場 ワタリウム美術館
渋谷区神宮前3-7-6
観覧料 一般 1,200円、学生(25歳以下)・高校生・70歳以上・身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳お持ちの方、および介助者(1名まで) 1,000円
公式サイト http://www.watarium.co.jp
問合せ 03-3402-3001
2022年1月21日更新