今年で18回目の開催となる、森ビルと六本木ヒルズ自治会の共催による「六本木ヒルズ震災訓練」が行われた。

 アリーナでの訓練には、六本木ヒルズ自治会員（居住者、店舗従業員、オフィスワーカー）ほか約900名が参加。心肺蘇生（AED）、火災時煙体験、消火器による消火活動、起震車体験など多彩な訓練が実施された。

 最新のVR防災体験車では、360°の立体映像と揺れ・風圧・熱などの演出により地震・火災・風水害のリアルな疑似体験が行われた。
 また、震度７の揺れを体験できる「起震車」の中では、参加者は姿勢を保つのも大変なほどの大きな揺れに驚きながらも、揺れが収まった後、速やかにガスの元栓を閉めるなどの対処法を学んでいた。

 その他にも、煙が充満したテントの中から避難する訓練や消火器による消火活動など、実際の災害に即した技術の習得が図られた。