国立新美術館(六本木)

アジア人で初めてパリ・オートクチュール正会員となった日本を代表するデザイナー・森英恵の没後初となる回顧展「生誕100年 森英恵 ヴァイタル・タイプ」が国立新美術館で開催。
森は戦後の高度経済成長期の日本において、家庭を持ちながらデザイナーとして成功し、新しい女性像の先駆けとして注目されるように。そのような中で森が1961年、雑誌『装苑』にて新たに提唱したのが「ヴァイタル・タイプ」という人物像だった。「生き生きと生命力に溢れ、敏捷げに目を光らせた女性」。一生懸命になれる仕事を持ち、快活で努力を惜しまない姿は、森の生き方そのままだった。
1965年にニューヨークコレクションにデビューして以降、日本のみならず晩年まで世界を股にかけて活動した森。オートクチュールのドレス、資料、初公開となる作品を含む約400点を通じて、ものづくりの全貌を紹介する。デザイナーとしての表現だけではなく、生き方とその創造の根幹にまで迫るまたとない機会になっている。
数多くの作品の中で印象的なのは華やかな色彩とブランドの象徴である蝶。この有名な蝶のモチーフは欧米に日本の美意識を伝えるべく、世界を羽ばたく力強い女性像の意味があるという。
森がファッションや生き方を通じて表現した世界観が、心ゆくまで堪能できる。
【会期】4月15日(水)〜7月6日(月)
【休館日】火曜日(5月5日は開館)
【時間】10:00〜18:00(毎週金・土曜日は20:00まで)※入場は閉館の30分前まで
【画像】「生誕100年 森英恵 ヴァイタル・タイプ」国立新美術館、2026年、展示風景
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