KOGEism 2026 「素材と人の思想展」

AXIS ギャラリー

  • 2026/9/16(水)
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KOGEism 2026 「素材と人の思想展」

 日本とフランスの工芸作家たちが一堂に会す、KOGEism 2026 「素材と人の思想展」がAXISギャラリーで開催中。

 日本15名、フランス5名の作家による作品を展示し、「工芸とは何か」をあらためて問いかける国際展。作品の美しさや完成された姿の背景にある素材との対話や、作家それぞれの思想に触れることができる。木、陶、漆、金属、繊維、ガラスなど多様な素材を扱う作家たちの表現を通じて、工芸を単なる技術や伝統ではなく、人と素材が築く創造の営みとして紹介する。

 本展のメインビジュアルになっているのは漆作家・五月女晴佳の作品「Femme fatale」。漆と化粧を軸に「美を纏う」という人間の行為を見つめている。唇を境界として、赤い漆に生と死、美と毒など相反する存在を重ね、美を求める意味を問い続けている。五月女は「私にとって素材は、作品をつくるための単なる道具ではなく、人間の存在を考えるための対話相手です」と語っている。

 フランスの木工旋盤作家・アラン・マイヨンは根や瘤などの生木が持つ木目や色彩、個性を生かした有機的な造形を生み出す。植物や動物、鉱物、人間を含む生命のつながりに目を向け、素材の個性から新たな表現を研究している。マイヨンは「木は、昔から私の人生と深く結びついてきた素材です」とその魅力を語った。

 展示空間を歩くとそれぞれの文化や価値観の違い、そして共通するものづくりへの姿勢が浮かびあがる。作品と向き合うことで、工芸が持つ奥深さと現代的な可能性を感じてほしい。

【会期】9月16日(水)〜9月24日(木)※会期中無休
【時間】11:00〜20:00

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