「アラボンヌー」は、赤坂サカスを左手に一ツ木通りを進み、最初の十字路で左に入った裏路地に立つパティスリー。タルトの名店「キルフェボン」で修業した坂本シェフが作る、フルーツ満載のタルトや水曜限定販売のシュークリームなどが評判を呼び、男女問わず近隣ワーカーのオヤツ御用達となっている。

生ケーキのNo.1はタルトフリュイ。季節によって使う果物が変わるが、甘いのから酸味の強いものまで彩り豊かにそろう。北海道産の生クリーム、卵黄、バニラビーンズを贅沢に使って炊き上げたカスタードは深みのある特濃クラス。タルトは発酵バターをたっぷり使ったパイ生地で、具材の重さにも潰れず、サクサクの食感を維持する。酸味、コク、軽さのバランスが良く美味しい。大き目サイズも気にならず、あっという間に完食してしまう。

フリュイ、チーズ、バナナタルトのほか、時季によりイチゴ、オレンジ、マンゴー、カボチャなどが加わり、3種類ほどが店頭に並ぶ。ショートケーキ、ロールケーキなどもある。特に夏休み1カ月間しか販売しない桃のショート（税抜480円）は人気が高く、取り置きや予約が多いのだとか。

1. 店内にはテーブルが2卓あり、イートインも可能。ドリンクメニューはコーヒー、紅茶など12種類あり、ケーキや焼き菓子と自由に組み合わせられる。写真は夏の定番、メロンのショート（税抜480円）とアイスコーヒー（税抜420円）
2. 焼き菓子の一番人気は、さらりと崩れる食感がたまらないバニラクッキー（10枚・税抜380円）。軽い口当たりのメレンゲ（税抜600円）も好評。パウンドケーキの1ピース（税抜185円）、ハートのガレット（税抜185円）などと組み合わせて、箱代100円（税抜）で好みの詰め合わせに
3. フレンチカントリー調の店内は可愛らしい雰囲気。正面にショーケース、右側に焼き菓子、左側がイートインになっている