大きい！　縦10cm強、横幅は5cmくらいか。ぼた餅のように“どっしり＆ずっしり”。1個食べれば、男性諸氏でも結構お腹にたまるに違いない。そんなビッグコロッケは、昭和8年創業の精肉店が作り続ける看板商品だ。

サクサクの衣の中はポテトと玉ねぎの黄金コンビ。マッシュされて滑らかになったジャガイモはクリームのように口の中で溶ける。飴色に炒められた玉ねぎはほのかに甘く、ざく切りされているのに粒々感が口に残ることもない。揚げたてにソースをかけてもらい、ガブッ！ムシャムシャ…とその場で食べるのが一番オツな味わい方だろう。

普通のコロッケといいながら、ジャガイモは高品質で希少な北海道の今金男爵を使い、そのほかの素材もすべて国産、パン粉はつけ置きせずに即揚げるなど、そのこだわりぶりは一流。「自分が食べて美味しいと思うものしか出さない」という姿勢は、近隣のワーカーの心を捉え、昼時は部署単位でまとめ買いする姿も。ハムカツ税込80円、クリームコロッケ税込115円とどれも割安な揚げ物は、1個から予約OK！　夕餉の一品や晩酌のあてにもオススメだ。

1. コロッケと人気を二分するメンチカツ。長さ約15cm、ラグビーボール状の中身は肉と玉ねぎがぎっしり。肉食系男女にはたまらない！ 生玉ねぎのピリ辛がアクセントのポテトサラダは100g税込135円
2. 主に販売を担当している3代目、竹岡弓男氏。店は、新橋駅のSL広場前の道を浜松町方面に3分ほど歩いた所にある新橋プラザビル1Fにある。看板などがないので周囲に気をつけて探したい