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港区の達人が教える“喜ばれる”手土産、贈り物などセンスがキラリと光る逸品をeHills Clubがセレクトしてご紹介!

「ハドソンマーケットベーカーズ」のアメリカンスイーツ

HUDSON'S BESTクッキーボックス

HUDSON'S BESTクッキーボックス 税込3,010円
※ボックス(L)100円、ショッピングバッグ30円を含む
※写真は、ブルックリンチョコレートチャンク、ピカンサンディーショートブレッド、ピーナッツバターシーソルト、ホワイトチョコレートマカダミア、ミートパッキングDist.トールハウス、ダークチョコレートNYFC、ジンジャースナップ、ホールウィートチョコレートチップの8種詰め合わせ
※賞味期限 製造日から約1ヵ月

2012年のオープン以来、ブレないアメリカンスイーツを提供する店として、感度の高い近隣住民に重宝される「ハドソンマーケットベーカーズ」。オーナーベーカーの大坪ほまれ氏は、ニューヨーク滞在中に出会ったクッキーやケーキの美味しさに感動し、自己流で料理やスイーツを勉強したという異色の経歴の持ち主ながら、料理教室の開催やレシピ本出版、自店の商品パッケージのデザイン、さらに有名コーヒーショップとのコラボレーションなど、各方面でその才能を発揮するやり手だ。

気取っていないがセンスの良さが滲み出る、まさにニューヨークの街角にありそうなシンプルな店構えは、
この店が提供する商品とうまくリンクしている。

立地は麻布十番駅から徒歩3分のアクセスの良さ。道ゆく人々の視線を奪うのは、通り沿いに大きく設けられた2つの窓から見える、ビッグサイズのアメリカンスイーツの数々。焼きたてのマフィン、パウンドケーキ、クッキー、ブラウニーなどのBAKED GOODS(焼き菓子)をはじめ、ニューヨークチーズケーキ、キャロットケーキ、アップルパイなどの生ケーキに至るまで、日本人が想像するそれらのサイズより基本大きめが、アメリカンスイーツのデフォルトだ。見た目にも、ナッツや穀物類がゴロゴロ入っていたり、チョコレートがギュッと詰まっていたりと、繊細というよりはカジュアルな日常のスイーツといった趣。しかし、食べ始めれば、味わいに大雑把な部分は決してなく、アメリカンスイーツの良さは十分に活かしながら、日本人の舌に合うよう丁寧に微調整されていることがすぐに分かる。

現地で感動したアメリカンスイーツを自身の舌を頼りに形にする、オーナーベーカーの大坪ほまれ氏。

全ての商品を毎朝2階の工房で焼き上げるのは、オーナーベーカーの大坪氏。1990年代にニューヨークに渡り、フードコーディネートやフラワー&テーブルデコレーションを学ぶ生活の中で、街中のコーヒーショップやスーパーマーケットに並ぶ焼き菓子の美味しさに衝撃を受けたのだという。「でも日本に帰ってきたら、あの味っていうのがどこにも無くて、それじゃあ自分で作ってしまおうと思ったんです」と、自身の舌の記憶を頼りに、本格的にスイーツ作りに取りかかった。「今どき、レシピなんてインターネットを見ればいくらでも出てくるわけですから、形にはすぐにできるんです。ただ、自分が納得のいく味にするためには、何度も何度も試作して、グラム数なんかを微妙に変えたりしながら、少しずつ自分の舌で確かめていくしかありません。中途半端なものは絶対に店頭に並べたくありませんから、試作はかなり多くなりますね」。
 ニューヨークで体験した“あの感動”を、日本人にも届けたいと、ストイックに自店の味を追求し続ける大坪氏は、現在も頻繁にアメリカへリサーチに出向くのだそう。

焼き菓子はフレーバー毎にオシャレなラベルがついているので、どんな味なのか想像しやすい上、
見た目にも賑やかで選ぶ時間も楽しい。

そんな大坪氏がおもたせとしてオススメしてくれたのが、3サイズあるギフトボックスに自由に詰める焼き菓子。こちらは、アメリカでは定番の8種類のクッキーを詰め合わせたボックスだ。縁がカリッとベイクされつつ、中心部はほろりと柔らかいアメリカらしいソフトクッキーで、甘さは比較的しっかりと感じるので、ブラックコーヒーなどと相性が良い。「日本の方が食べやすいように甘さは調整していますが、頬張った瞬間の美味しさを感じるためにある程度の甘味は重要で、減らしすぎないように注意しています。それから、アメリカは結構中身が詰まったどっしり系のクッキーが多いのですが、うちでは空気をたくさん含んだ軽い食感に仕上げていますね。また、材料には、必要以上の添加物は極力使わずシンプルにというのも心がけています」と、“ちょうど良い塩梅のアメリカンスイーツ”を目指していることを教えてくれた。

クッキーは直径8〜10センチと、1枚でも満足感のある大きさ。写真のそれぞれ1番上に乗るのが
「ブルックリンチョコレートチャンク」(左)と「ピカンサンディーショートブレッド」(右)。

8枚の中でも印象的なクッキーをいくつか紹介したい。「ピーナッツバターシーソルト」は、その名の通り、一口目にくるシーソルトのアクセントを追いかけるように、ピーナッツバターのまろやかでナッティな香り、そしてチョコレートチップの甘さが三位一体となって押し寄せる記憶に残る味わい。また、大坪氏がブルックリンの青空マーケットで食べたチョコクッキーのあまりの美味しさに、それを再現したという「ブルックリンチョコレートチャンク」は、オーブンの熱が直接伝わらない中心部にチョコレートがたっぷり詰まっているため、風味の良さが際立つ焼きあがりに。電子レンジで10秒ほど温めるとチョコレートがとろりと溶けてベストな食べごろになるそう。そして、「アメリカでは誰もが知っていると言っていい程の懐かしの味です」とのことながら、日本では馴染みのないクッキー「ピカンサンディーショートブレッド」もこの店の自慢の逸品だ。他のクッキーより厚みのある、バターリッチなショートブレッドタイプのサブレ生地に、カリッとローストしたピカンナッツを合わせた、ふかふかサクサクの不思議な食べ応えが新しい。表面にたっぷり振られた砂糖は、クッキー自体の軽さとのバランスを考えられたものだろう。

ブラウニー(税込400円〜)とグラノラ(税込1,460円〜)は、クッキーと同じボックスに詰め合わせてもGOOD。

他にも、小ぶりながらずっしりと重みがあるブラウニーは、一つでもおやつには十分な満足感を得られる濃いしっとり感で、こちらもコーヒーとベストマッチ。見た目とは裏腹に、甘さが後をひかないことが人気の秘密だ。そして、オートミール、アーモンド、ヘーゼルナッツ、ヒマワリの種、小麦ふすま、ココナッツ、カボチャの種、ゴマ、亜麻仁など、食物繊維豊富な食材を贅沢にミックスしたグラノラもオススメ。ザクザクとした食感は少量でも食べ応えがあり、アーモンドミルクやヨーグルトをあわせると、ちょっとしたご馳走になる。それぞれ定番から季節限定ものまで、数種類ずつ用意されており、さまざまな組み合わせを考えられるのが嬉しい。

「美味しさを追求することはもちろんなんですが、旅行先で食べたあの味だ!とか、留学した時を思い出すなとか、故郷の懐かしい味だなとか、うちのスイーツを食べてそういう楽しかった記憶を思い出してほしいというのが、このお店が一番目指していることです」と大坪氏。
 国際色豊かな社内会議やカジュアルなギャザリングに、ハドソンマーケットベーカーズのアメリカンスイーツを差し入れすれば、手土産を話題に話に花が咲く、気軽なコーヒーブレイクが楽しめそうだ。

ハドソンマーケットベーカーズ(HUDSON MARKET BAKERS)
店内
港区麻布十番1-8-6
03-5545-5458
火〜金
11:00〜20:00
土〜月
11:00〜19:00
定休日 お盆・年末年始
webサイト
2021年7月取材/2021年8月更新