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ANB Tokyoで野田幸江個展「腐っていくことや ここからの眺め」とグループ展「Kyoto Perspective」が同時開催

ANB Tokyoで野田幸江個展「腐っていくことや ここからの眺め」とグループ展「Kyoto Perspective」が同時開催

ANB Tokyo(六本木5-2-4)

2021/8/4(水)  今年3月に京都で開催された「ARTISTS’ FAIR KYOTO 2021 Akatsuki ART AWARD」の参加アーティストやアドバイザリーボードから、ANB Tokyoがセレクションした作家を紹介する2展が同時開催。

 6Fでは最優秀賞を受賞した野田幸江の個展「腐っていくことや ここからの眺め」、4Fでは岡田佑里奈、土取郁香、藤田紗衣、藤本純輝、油野愛子ら5名の若手アーティスト、そして3Fでは、彼ら彼女らを推薦したアドバイザリーボードのアーティストより池田光弘、薄久保香、大庭大介、鬼頭健吾の4名のグループ展「Kyoto Perspective」が展開する。

 造園業や花屋として活動しながら作品制作を行う野田は、自身の散歩コースから採取した植物や土、水を素材としながら、流動的に変化する自然を取り込んだ独自の風景を構築。六本木の風景を見渡す一部屋の中に、土が乾く、雨が降る、種が潤う、植物が栄える、ものが腐る、綿毛が舞う、といった現象を想起させる自然物をアトランダムに配置し、それぞれが呼応しながら見る人の想像力を駆り立てる光景をつくり出している。エレベーターが開いた瞬間の木の香りや、葉が落とす影、そして綿毛が足にまとわりつく感覚など、懐かしい記憶を刺激する身体的なストーリーが組み込まれているように感じる。
 また、子どもの頃の記憶と大人になってからの違和感を表現した油野の立体作品など、若手の力強い作品も見ごたえがある。

 写真は、作品を通して自身の存在を問う油野愛子と4Fの展示。

【会期】8月7日(土)〜8月29日(日)
【休館日】月・火曜(祝日の場合開館)
【時間】12:00〜18:00
※事前予約制