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27年ぶりの新作公開!美術家としての楳図かずおの魅力に迫る展覧会開幕

27年ぶりの新作公開!美術家としての楳図かずおの魅力に迫る展覧会開幕

六本木ヒルズ展望台 東京シティビュー

2022/1/27(木)  東京シティビューにて、楳図かずおの先見性、幻視的なビジョンを体感できる展覧会「楳図かずお大美術展」が1月28日に開幕。

 長きにわたり傑出したマンガ作品を多く世に送り出した楳図かずおだが、本展で特に注目するのはその比類なき芸術性。そのためにピックアップしたのが、『漂流教室』 『わたしは真悟』 『14歳』の3作。地球規模の気候変動や自然災害の多発による人新世の到来、AIやロボット工学が暗示するシンギュラリティの予感、さらには人が神の領域に立ち入る遺伝子工学やハイブリッド生命体の誕生など、驚くほど生々しく描かれた、楳図かずおの先見性に満ちた視点を紹介する。
 また、本展では、3組の現代アーティストが楳図作品をテーマにインスタレーションを発表することも特徴。特に、会場エントランスに登場するエキソニモの 『わたしは真悟』 をテーマにした作品は、大量のケーブルが山積する空間に設置された多数のモニターに作中場面が映し出され、背景には作中で最も象徴的なモチーフといえる東京タワーが視界に入るという、この会場ならではの仕掛けが。

 そして、本展の一番の目玉となるのが、実に27年ぶりの新作となる 『ZOKU-SHINGO 小さなロボット シンゴ美術館』の展示。こちらは、1980年代に描かれた 『わたしは真悟』の続編であり、同時に時空を超えたそのパラレル・ビジョン (並行世界)でもあり、4年の期間を費やした連作絵画となっている。その綿密な描きこみやきらびやかで吸い込まれそうな色彩は、マンガを超えたアートピースと呼ぶに相応しく、楳図かずおの美術家としての偉大さを実感することができる。

【会期】1月28日(金)〜3月25日(金) ※会期中無休
【時間】10:00〜22:00(最終入館21:30)
※情勢によりやむを得ず、営業時間に変更が生じる場合や、休業となる可能性あり
※事前予約制(日時指定券)
【画像】©エキソニモ ©楳図かずお/小学館