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「地球がまわる音を聴く:パンデミック以降のウェルビーイング」プレス説明会・プレビュー

「地球がまわる音を聴く:パンデミック以降のウェルビーイング」プレス説明会・プレビュー

森美術館

2022/6/28(火)  パンデミック以降の新しい時代をいかに生きるのか、心身ともに健康である「ウェルビーイング」とは何かを、国内外の16名のアーティストの多様な視点を通して考える展覧会が開幕。一般公開に先立ち、プレス説明会とプレビューが開催された。

 開催前より大きな関心が寄せられていた本展には、多くのプレス関係者が説明会に参加し、片岡真実館長や担当キュレーターの話に熱心に耳を傾けた。片岡館長からは、コロナ禍で、アートの意味や美術館運営のあり方が問われるなか、模索しながら企画が進められた経緯などが語られた。また、本展開催のきっかけとなったオノ・ヨーコのインストラクション(指示書)を集めた「グレープフルーツ」、花粉や蜜蝋、牛乳などの身近なものを用いて、生命のエッセンスを最もシンプルかつ美しく提示するヴォルフガング・ライプの作品についての解説があった。
 また、担当キュレーターの熊倉晴子氏、德山拓一氏からは、16名の作家一人ひとりの作品の特徴や制作過程等について詳細に紹介された。
 会場は、絵画、彫刻、インスタレーション、映像、写真といった多様な作品によって構成される。北極点で24時間かけて地球と反対に回り続ける映像作品、森の中で丹念に緻密に描き続けられた木の絵、ドメスティック・バイオレンスをテーマとした映像、越路山神社を再現した巨大インスタレーション、濃い鉛筆で新聞紙を塗りつぶしてカーテンのように連ねた作品、ガラスと鏡とダイヤモンドで表現した曼荼羅の世界。

 多種多様な表現で生み出された作品はそれぞれが圧倒的で、五感に語りかけてくる。1日1日の積み重ねの大切さや重みを教えてくれるようだ。
 ぜひ、五感を研ぎ澄まし、想像力を働かせ、リアルな空間で作品に向き合ってほしい。

【会期】6月29日(水)〜11月6日(日)※会期中無休
【時間】10:00〜22:00(火曜は17:00まで)※入場は閉館の30分前まで
【画像】「ヴォルフガング・ライプ《ヘーゼルナッツの花粉》_展示風景」