森と湖の国 フィンランド・デザイン

まさに“用の美”
モダンさと実用性が混在したガラス作品の数々

機能的ながらも、デザインが美しいフィンランドの生活用品。中でも、「イッタラ」に代表されるガラス作品を一堂に集め、そのデザインの流れを追った展覧会です。

会場では、18世紀後半〜1920年代を黎明期、1930年代を躍進期、1950年代を黄金期、1960〜70年代を転換期、その後〜現代と時系列で区切り、その時代の代表作品を展示します。20世紀初頭、ヨーロッパにアール・ヌーボーが流行する中、自国の文化を表現する場としてデザインに注目。やがて、“美しいけれども万人が手にできる日用品”に価値を見出し、「Savoy」シリーズで有名になったアルヴァル&アイノ・アールト夫妻、企業デザイナーのカイ・フランクやタピオ・ヴィルッカラなどが活躍しました。

やがて、世界的なグラス・アートの勃興により、企業製品に美しさを加えることよりも純粋にアートとして作品を創作するデザイナーが出現。生活の中のモダンさと、芸術品としての完成度という2本の側面が互いを刺激しながら、現代にまで発展していきます。

透明度、気泡、色合いなど、カタチだけでなく、素材感も際立つガラス作品。繊細ながら華やかな雰囲気をクリスマス前のこの時期にじっくりと感じてみませんか?

タピオ・ヴィルッカラ≪カンタレッリ(アンズタケ) 3280≫
1947年、イッタラ社製、個人蔵
© Timo Syrjäne
オイヴァ・トイッカ≪オアシス≫
1988年、ヌータヤルヴィ社製、フィンランド国立ガラス美術館蔵
© Timo Syrjänen
アヌ・ペンッティネン≪階層―アーバンスケッチ≫
2012年、ノウノウ・デザイン製、作家蔵
© Uzi Varon
カイ・フランク≪ヤマシギ KF 224≫
1953年、ヌータヤルヴィ社製、フィンランド国立ガラス美術館蔵
© Timo Syrjänen
アイモ・オッコリン≪睡蓮≫
1960年、リーヒマキ社製、フィンランド国立ガラス美術館蔵
© Timo Syrjänen
開催概要
会期 2012年11月21日(水) 〜2013年 1月20日(日)
休館日 火曜日、年末年始(12月30日〜1月1日)
時間 10:00〜18:00(金・土、11月22日、12月23日、1月13日は20:00まで)
※12月28日、29日は年末のため18:00で閉館
※入館は閉館時間の30分前まで
会場 サントリー美術館
港区赤坂9-7-4 東京ミッドタウン ガレリア3階 
入館料 一般1,300円、高大生1,000円
公式サイト http://suntory.jp/SMA/
問合せ 03-3479-8600
2012年11月更新