饗宴を彩る大皿に見る江戸時代の職人の美意識と細やかな技術
住友家ゆかりのコレクションを展示する泉屋博古館分館で開催される、直径40cm以上の伊万里染付「図変り」大皿と、そこに描かれた文様に着目した展覧会です。
江戸時代後期、料理文化の隆盛とともに器もより華やかになり、さまざまな文様が描かれた直径40cmを超える大皿が数多く生産されました。染付大皿が生み出されたのは肥前の有田です。有田から伊万里の港へと運ばれた大皿は、日本の各都市へと流通し、往時の宴会の場を盛り上げました。
モチーフは、獅子牡丹、竹に虎や松に鷹などの伝統的な意匠から、鯉の滝登り、恵比寿に大黒、鶴や旭日などのめでたい絵柄、また、当時大流行していた浮世絵をもとに描かれたような図様、洒落を利かせたものまで多岐にわたります。絵付け職人たちの美意識が反映された、斬新で大胆なデザインには目を見張ることでしょう。
※会期終了に伴い画像を削除いたしました展覧会名 | 特別展「図変り」大皿の世界 伊万里染付の美 |
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会期 | 2013年9月14日(土)〜12月8日(日) |
休館日 | 月曜日 ※祝日の場合は開館、翌火曜休館 |
時間 | 10:00〜16:30 ※入場は閉館時間の30分前まで |
会場 | 泉屋博古館分館 港区六本木1-5-1 >> 会場の紹介記事はこちら |
入館料 | 一般 800円、高大生 500円 |
公式サイト | https://sen-oku.or.jp/tokyo/ |
問合せ | 03-5777-8600 (ハローダイヤル) |
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