京焼の名工として名を馳せた仁阿弥道八の技量を作品から眺める
江戸時代後期に活躍した京焼の名工、仁阿弥道八の多様な作風と技術を、茶道具、鉢、置物などの作品から掘り下げる企画展です。
伊勢亀山藩士から粟田口の陶工に転身した初代高橋道八の次男として生まれ、父の死および兄の早世により、若くして二代高橋道八を襲名しました。父のほか、京都粟田口焼の老舗の11代目・宝山文造、京焼磁器焼成の先駆者・奥田頴川などにも師事。多数の名工が生まれた京焼の第二黄金時代の一翼を担いました。
本展は、仁阿弥道八の作品を種類ごとに展示するほか、父である初代、息子の三代、当代・九代高橋道八の作品も併せ、7章立てで紹介します。第1章では初代の作品や弟の尾形周平、兄弟子の青木木米の作品を展示、第2章は中国や朝鮮半島の技法を写す技法が投影された茶道具、第3章では人気ブランドになった煎茶道具、第4章は仁阿弥の個性が強く反映された鉢、第5章はユーモラスな作品が多い置物類、第6章は指導役として関わった紀州偕楽園焼、讃窯などの作品、第7章は息子・三代や孫・四代から当代の九代まで、後世の作品が出品。仁阿弥の影響や作風の変遷など、幅広く展観できます。
展覧会名 | 天才陶工 仁阿弥道八 |
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会期 | 2014年12月20日(土) 〜 2015年3月1日(日) ※会期中、展示替えあり |
休館日 | 火曜日(ただし12月23日は開館)、12月29日(月)〜1月1日(木・祝) |
時間 | 10:00〜18:00(1月2日を除く金・土、12月22日、1月11日は20:00まで) ※入館は閉館時間の30分前まで |
会場 | サントリー美術館 港区赤坂9-7-4 東京ミッドタウン ガレリア3階 >> 会場の紹介記事はこちら |
入館料 | 一般 1,300円、高大生 1,000円 |
公式サイト | https://www.suntory.co.jp/sma/ |
問合せ | 03-3479-8600 |
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