サントリー美術館新収蔵品 コレクターの眼 ヨーロッパ陶磁と世界のガラス

コレクターが蒐集した陶磁器とガラスの新コレクションを初めて一括公開

  • 2017/01/20
  • イベント
  • アート

野依利之(のより・としゆき)氏は、アール・ヌーヴォー期のガラス作品を専門とする美術商で、本業の傍ら、分野、地域、時代にとらわれず幅広く蒐集。コレクションは、オランダのデルフトウェアの調度品や食器を中心に、イタリアのマヨリカ陶器、エミール・ガレの陶器などを含む幅広さが特徴です。
 一方、辻清明(つじ・せいめい)氏は、「明る寂び」という独自の美意識を打ち立てた陶芸家で、9歳の誕生日に買ってもらった野々村仁清作「色絵雄鶏形香炉」をきっかけに蒐集を始めました。木、陶磁、漆、鉄、ガラス器など、多様な材質を網羅。今回のコレクションでも古代ローマ、オリエント、中国、ヨーロッパ、日本と分野が多岐にわたっています。

本展では、第1部で野依氏の陶磁器コレクション、第2部で 辻氏のガラスコレクションを紹介。「色絵花鳥文鉢」、イタリア貴族の「ファルネーゼ家紋章皿」など、国内では紹介される機会の少ない磁器作品、イランの「カットガラス碗」、中国の「黄色鳳凰文瓶」、日本の「切子 籠目霰文三段重」などの多様なガラス作品、あわせて約200件を一気に展観できます。

※「辻」のしんにょうの点は一つです(閲覧環境により点が二つで表示される場合があります)

※会期終了に伴い画像を削除いたしました

開催概要

展覧会名 サントリー美術館新収蔵品
コレクターの眼 ヨーロッパ陶磁と世界のガラス
会期 2017年1月25日(水) 〜 3月12日(日)
休館日 火曜日(ただし3月7日は開館)
時間 10:00〜18:00(金・土は20:00まで)
※入館は閉館時間の30分前まで
会場 サントリー美術館
港区赤坂9-7-4 東京ミッドタウン ガレリア3階
>> 会場の紹介記事はこちら
入館料 一般 1,000円、高大生 800円
公式サイト https://www.suntory.co.jp/sma/
問合せ 03-3479-8600

記載内容は取材もしくは更新時の情報によるものです。商品の価格や取扱い・営業時間の変更等がございます。