サントリー美術館新収蔵品 コレクターの眼 ヨーロッパ陶磁と世界のガラス

コレクターが蒐集した陶磁器とガラスの新コレクションを初めて一括公開

3月末に六本木での開館10周年を迎えるのに先立ち、2人のコレクターが蒐集した陶磁器、ガラスのコレクションをまとめて公開する企画展です。

野依利之(のより・としゆき)氏は、アール・ヌーヴォー期のガラス作品を専門とする美術商で、本業の傍ら、分野、地域、時代にとらわれず幅広く蒐集。コレクションは、オランダのデルフトウェアの調度品や食器を中心に、イタリアのマヨリカ陶器、エミール・ガレの陶器などを含む幅広さが特徴です。
 一方、辻清明(つじ・せいめい)氏は、「明る寂び」という独自の美意識を打ち立てた陶芸家で、9歳の誕生日に買ってもらった野々村仁清作「色絵雄鶏形香炉」をきっかけに蒐集を始めました。木、陶磁、漆、鉄、ガラス器など、多様な材質を網羅。今回のコレクションでも古代ローマ、オリエント、中国、ヨーロッパ、日本と分野が多岐にわたっています。

本展では、第1部で野依氏の陶磁器コレクション、第2部で辻氏のガラスコレクションを紹介。「色絵花鳥文鉢」、イタリア貴族の「ファルネーゼ家紋章皿」など、国内では紹介される機会の少ない磁器作品、イランの「カットガラス碗」、中国の「黄色鳳凰文瓶」、日本の「切子 籠目霰文三段重」などの多様なガラス作品、あわせて約200件を一気に展観できます。

色絵花鳥文鉢 オランダ 18世紀 サントリー美術館(野依利之氏寄贈)
ファルネーゼ家紋章皿 イタリア 16世紀 サントリー美術館(野依利之氏寄贈)
花器「フランス菊」 エミール・ガレ作 1881〜85年頃 サントリー美術館(野依利之氏寄贈)
リブ装飾碗 東地中海沿岸地域 紀元前1世紀〜後1世紀 サントリー美術館(辻清明コレクション)
黄色鳳凰文瓶 一対 中国 乾隆時代 18世紀 サントリー美術館(辻清明コレクション)
切子 籠目霰文三段重 日本 江戸後期〜明治初期 19世紀 サントリー美術館(辻清明コレクション)
開催概要
展覧会名 サントリー美術館新収蔵品
コレクターの眼 ヨーロッパ陶磁と世界のガラス
会期 2017年1月25日(水) 〜 3月12日(日)
休館日 火曜日(ただし3月7日は開館)
時間 10:00〜18:00(金・土は20:00まで)
※入館は閉館時間の30分前まで
会場 サントリー美術館
港区赤坂9-7-4 東京ミッドタウン ガレリア3階  
入館料 一般 1,000円、高大生 800円
公式サイト http://suntory.jp/SMA/
問合せ 03-3479-8600
2017年1月更新