直筆の手紙、遺品などから見える生き様と幕末の文物
浪士の立場で薩長同盟を仲介。大政奉還を推進するなど、幕末に活躍した坂本龍馬。直筆の手紙や関係資料などから、人なりや生き様を掘り下げる企画展です。没後150年を記念し、改めて龍馬の魅力を探ります。
1835(天保6)年に土佐で生まれ、脱藩後は浪士ながら明治維新に大きな影響を与えた坂本龍馬は、幕末だけでなく日本史上でも人気の高い偉人です。資料の掘り出しも盛んで、子孫が記録した文書など現代でも新資料が少しずつ見つかっています。
本展では、1章 龍馬の生まれ育った時代、2章 土佐脱藩と海軍修行、3章 龍馬の手紙を読む、4章 龍馬の遺品、5章 薩長同盟から大政奉還−そして龍馬の死後−、6章 瓦版・錦絵からみた幕末維新、7章 美術工芸からみた幕末維新−近世絵画・刀・甲冑−の構成で展開します。妻おりょうとの新婚旅行の様子などをつづった直筆の手紙を中心に、暗殺時に携えていた愛刀「吉行」や北辰一刀流長刀兵法目録などの関連資料を展示。教科書等で知られている立ち姿の写真《坂本龍馬湿板写真》は、会期開始から3日間限定で公開されるため要注目です(以降は、複製展示)。
併せて、幕末の瓦版、明治初期の錦絵や絵巻物など、同時代の美術工芸品も紹介。幕府海軍の洋式船の実態を伝える砂時計、法螺貝、遠眼鏡、双眼鏡といった資料も展示され、龍馬を取り巻く幕末史にも触れられます。
展覧会名 | 特別展 没後150年 坂本龍馬 |
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会期 | 2017年4月29日(土・祝) 〜 6月18日(日) |
休館日 | 月曜日(ただし5月1日、5月15日は開館) |
時間 | 9:30〜17:30(土曜は19:30まで) ※入館は閉館時間の30分前まで |
会場 | 東京都江戸東京博物館 1階特別展示室 墨田区横網1-4-1 |
観覧料 | 一般 1,350円、大学・専門学校生 1,080円、小中高生・65歳以上 680円 |
公式サイト | https://www.edo-tokyo-museum.or.jp/ |
問合せ | 03-3626-9974(代表) |
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