泉屋博古館東京リニューアルオープン記念展T 日本画トライアングル 画家たちの大阪・京都・東京

泉屋博古館東京がリニューアルオープン!住友の日本画コレクションの全貌を展観

約2年間の改修工事を終えた「泉屋博古館東京」が、3月19日より開催の「日本画トライアングル」展をもってリニューアルオープン。

本展では、泉屋博古館東京のリニューアルオープンを記念して、大阪、京都、東京の三都の日本画を擁する住友コレクションを通じて、日本画コレクションの全貌を展観するもの。住友と各地域の画家との交流について紹介するとともに、日本画壇を横断的に眺め、地域に根差した日本画の魅力とその多様性を紹介する。

住友コレクションは、世界的な青銅器コレクションをはじめ、中国絵画、日本の古画や工芸、西洋絵画に至るまで、幅広いジャンルの美術品が含まれる。その一角を占める近代日本画は、住友家第15代当主・住友吉左衞門友純(号春翠)を中心に集められた。これらは私的な空間で愉しまれると共に、多くは賓客をもてなす調度として邸宅内に飾られた。いずれの作品も春翠の清淡な好みが貫かれる一方で、財界を主導した住友の風格を備えたコレクションであり、個人を超えて社会的な役割を担ったコレクションといえる。
 住友の日本画コレクションは、座敷飾りを意図した吉祥画や季節のうつろいを感じさせる花鳥画が多く、伝統を意識した格調高い作風がコレクションの基調になっていることは重要な特徴の一つといえるが、何よりも大阪、京都、東京の三都で活躍した画家の作品から構成されていることは見逃せない。日本経済の中心地であるこれらの都市には、近代以前からそれぞれの風土で育まれた独自の美術文化が醸成され、多様な価値観は今もなお脈々と受け継がれている。明治以降には各都市の空気を十分に吸い込んだ、ローカルカラーの強い日本画が数多く生まれ、近代日本画に豊かな展開をもたらした。

初公開品・新収蔵品を多数含む、過去最大規模の住友の日本画コレクションの全貌を展観する、リニューアル記念展に相応しいラインナップに期待したい。

山田秋坪《柘榴花白鸚鵡図》1920年 泉屋博古館東京
深田直城《春秋花鳥之図》(右幅)	19世紀末〜20世紀初頭	泉屋博古館東京
橋本雅邦《深山猛虎図》1890年頃	泉屋博古館東京
木島櫻谷《柳桜図》1917年 泉屋博古館東
開催概要
展覧会名 泉屋博古館東京リニューアルオープン記念展T
日本画トライアングル 画家たちの大阪・京都・東京
会期 2022年3月19日(土)〜5月8日(日)
休館日 月曜日(ただし祝日の場合は翌平日休館)
時間 11:00〜18:00
※金曜日は19:00まで
※入館は閉館時間の30分前まで
会場 泉屋博古館東京
港区六本木1-5-1
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入館料 一般 1,000円、高大生 600円、中学生以下無料
公式サイト https://sen-oku.or.jp/tokyo/
問合せ 050-5541-8600 (ハローダイヤル)
2022年3月7日更新