4月22日（土）から66プラザにお目見えしたのは、100色のグラデーションと六本木ヒルズが開業した2003年から、20年を迎える今年2023年の年号が織りなす色鮮やかなインスタレーション。
 5月27日（土）〜28日（日）に開催される「六本木アートナイト2023」先行展示プログラムの一つとして設置されたものだ。

 お昼時、色とりどりの作品に惹き込まれるようにワーカーや外国人観光客などが集まり、記念撮影をしたり、1枚1枚をじっくり眺めたり、中には2003年から2023年の順に動画を撮る人の姿も。

 本作を手掛けたのは、1971年フランス生まれの建築家、エマニュエル・ムホー氏。1995年初来日の際、東京の街に溢れる無数の色を見て衝撃を受け、東京在住を決意。1996年東京に移住、2003年に一級建築士免許を取得し、エマニュエル一級建築士設計事務所を設立した。代表作に巣鴨信用金庫の建築設計、国立新美術館の「数字の森」、世界各地で展開する「100 colors」シリーズなどがある。

 今年はエマニュエル氏の事務所設立20周年を迎える。同じく20年を迎えた六本木ヒルズが色褪せないカラフルな記憶を胸に次のステージに進むように、そして色とりどりな記憶の空間に人々が集まり、思いを馳せる場所となるようにとの願いが込められている。展示期間は5月28日（日）まで