増田光「と、言いつつも」

六本木ヒルズ A/Dギャラリー

  • 2026/3/13(金)
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増田光「と、言いつつも」

 くまをモチーフにした食器や置物、動物の絵付けの器、こけしの徳利、だるまのぐい呑など、さまざまな作品のバリエーションをもつ陶芸家・増田光の個展「と、言いつつも」がA/Dギャラリーで開催中。

 増田は個性的な展示会のタイトルについて「面白いなって思っている言葉をつけるのが好きで。この1つですべてを覆すことができるその強さを気に入っていて今回タイトルにつけてみたいと思いました」。「今回はいつもより強い言葉を書いた作品がありまして、それに気づいてびっくりしちゃって、そんなことないよって言えると良いなと思いました。本当は言いたいんですけど、誤魔化したい気持ちで…」と笑顔で明かす。

 タイトルのように断定しきれない余白や、心の奥にある本音、矛盾やゆらぎ――そのニュアンスをはらんだ遊び心とユーモアに溢れた作品が並ぶ。作品のインスピレーションはどこからくるのか聞くと「色んな陶芸家さんがいらっしゃって勉強する中で、私も『こんなかっこいい器が作りたい』と思いつつも、自分の作るものはくまとかカワイイものを入れたいなと思っています。使うものと、キャラクター性のバランスはいつも考えています」。

 本展では心境の変化も。以前、自身の作品のこだわりとして「ちゃんと使えることを大切にしている」と語っていたが、今までとは違うアプローチにも挑戦している。「(今回は)必要以上に分厚く作っていて、自分でもインテリアっぽいものを試してみたくて作ってみました。厚みが変わると存在感も変わってくるんだなと自分なりに気付きました」と手ごたえ。「今までは使えるものを中心に作っていたのですが、今回は頭に浮かんだイメージで作った置物とかもあります。ぜひ色々見てみて欲しいです」とアピールした。

【会期】3月13日(金)〜3月29日(日) ※会期中無休
【時間】12:00〜20:00

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