フジフイルム スクエア(赤坂9-7-3 東京ミッドタウン1F)

写真家、文章家としても知られる星野道夫の写真展がフジフイルム スクエアで開催中。
星野の没後30年を迎え、これまで主要なテーマの中で唯一写真集としてまとめられてこなかったホッキョクグマに焦点を当て、未発表作品を含む69点を展示。雪と氷に覆われた極北の大地を舞台に、先住民が畏敬の念を込めて「ナヌーク」と呼ぶホッキョクグマの姿を紹介する。
星野は「ナヌークの物語は、人間にたくさんのことを教えてくれる。ナヌークと人間は、共生といのちの循環において同じ世界を生きている」と語っていたという。星野が見つめたホッキョクグマはどれも穏やかな表情をしており、その様子に思わず顔もほころぶ。
また本展ではアラスカの自宅で発見されたパノラマカメラや、そのカメラで撮影された3m大のフィルム作品5点が展示されている。ホッキョクグマと雄大な自然を大きなスケールで感じることができる。
そして一番のみどころは幻日とホッキョクグマを捉えた作品。幻日とは虹色の光が太陽の横方向に現れる現象のことで、雲を形成する氷の粒の中で、太陽の光が屈折することでできる。「幻の太陽」とも呼ばれ、この自然現象とホッキョクグマを捉えた写真は非常にめずらしいとのこと。この奇跡のような写真もぜひ自身の目で確かめてほしい。
動物と人間との関わり、環境問題について考える貴重な機会となるだろう。
【会期】7月24日(金)〜8月13日(木)※会期中無休
【時間】10:00〜19:00(最終日は14:00まで、入館は終了10分前まで)
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