六本木ヒルズ 屋上庭園
六本木ヒルズの屋上庭園で1月8日、2年ぶりにもちつきイベントが開催された。昨年は新型コロナウイルス感染症拡大の影響で中止となり、今年度も5月の田植え、10月の稲刈りは関係者のみで行われたため、屋上庭園に参加者が集うのは久しぶりの光景。
毎年異なる地方自治体とコラボレーションを実施するのが屋上庭園イベントの特徴だが、今年度は鳥取県とのタッグが実現。日本最大級の遺跡「青谷上寺地遺跡」を有するなど、弥生時代に縁がある鳥取県らしく、イベントには弥生時代にちなんださまざまな展示も登場した。特別ゲストとして招かれた「青谷弥生人(人形)」が見守る中、約70名の参加者は鳥取県産のもち米「ハクトモチ」と「古代米」を使い、臼ときねでもちをつく、本格的なもちつきを体験。その後は、つきたてのもちが入った鳥取県のお雑煮「あずき雑煮」や、弥生時代に食べられていたという猪肉を使った「ジビエ雑煮」などに舌鼓をうった。
普段なかなか味わえない伝統的な稲作文化と弥生文化を同時に体験できる、貴重な機会となった。
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