「六本木アートナイト2023」プレスプレビュー

六本木ヒルズアリーナ

  • 2023/5/25(木)
  • イベント
  • フォトニュース
「六本木アートナイト2023」プレスプレビュー

 六本木の街を舞台にオールナイトでアートを満喫する「六本木アートナイト」が今週末(5月27日〜28日)いよいよ開催する。

 ひと足先の5月25日、アリーナでプレスプレビューが開催された。
 海外招聘プログラムとして会期中、計6回パフォーマンスを繰り広げる、国際的パフォーマンスカンパニー Close-Act Theatre(クロースアクトシアター)は、大きな白い翼を纏った幻想的なキャラクターが音楽と光に合わせて、優雅にウォーキングするダイナミックなプレゼンテーションを披露。早くも会場の人々の目を釘付けにした。
 また、メインプログラムを担当するアーティストを代表して、「栗林隆+Cinema Caravan」より栗林隆氏と志津野雷氏が登壇。2022年のドクメンタ15に唯一の日本人として参加、芸術選奨文部科学大臣賞も受賞した栗林氏が率いる多様なメンバーたち。六本木アートナイトでは、ドクメンタ15の参加作品《元気炉》を含むプロジェクト《蚊帳の外》やアリーナに集うあらゆる人たちのエネルギーを載せるタンカーを就航させる。栗林氏の父親はジャポニカ学習帳の昆虫シリーズ作品で知られる写真家。会場にはオマージュ的に昆虫の画像も取り入れられている。開幕にあたり栗林氏は「アートを見せるのではなく、アートを通してコミュニケーションを作る場にしたい」と抱負を語る。
 その他にもメインプログラムには、自然と人間の境界や共存をテーマにサイトスペシフィックな表現で制作を続け、今春、紫綬褒章を受賞した鴻池朋子氏の大型作品《皮トンビ》などが展示される。

 4年ぶりに本来のフォーマットであるオールナイトで開催される本イベント。「都市のいきもの図鑑」をテーマに、街全域にわたって、約45組のアーティストが約70のインスタレーション、音楽、パフォーマンスなどのプログラムを展開する。
 六本木全体が驚きと感動、出会いに満ちたアートで彩られる2日間となりそうだ。

 写真はフォトセッションのようす。前方左より森美術館キュレーター・椿玲子氏、志津野雷氏、栗林隆氏、後方はClose-Act Theatre メンバー

 六本木アートナイト2023
【期間】5月27日(土)10:00〜28日(日)18:00 
【場所】六本木ヒルズ、森美術館、東京ミッドタウン、サントリー美術館、21_21 DESIGN SIGHT、国立新美術館、六本木商店街、その他六本木地区の協力施設や公共スペース

記事を探す

記載内容は取材もしくは更新時の情報によるものです。商品の価格や取扱い・営業時間の変更等がございます。