大本山 増上寺(芝公園4-7-35)
「でんきを消して、スローな夜を」を合言葉に、「100万人のキャンドルナイト」が今年も夏至の6月21日(金)に増上寺にて開催され、外国人旅行客も含め約1万2千人が参加した。
2003年から始まり、今年で22年目となる本イベントは、夏至と冬至の夜8時から10時の2時間、電気を消してロウソクの灯火の下、一人ひとりがゆっくりと考える時間を持つことを提唱するもの。
今年は「地球の未来を応援する」をキーワードに、自分でできるアクションを見つけるヒントになるコンテンツが集った。
キャンドルスポットでは、地球の未来を応援するツリーと能登の復興を願うツリー2種のキャンドルツリーが登場し、来場者が思い思いのメッセージを綴った。また、満天の星空に癒やされながら地球環境について考えるプラネタリウム「星空キャンドルナイト」も初登場した。
夜8時の消灯に向けて開催された「キャンドルナイトトークステージ」では、キャンドルナイトアンバサダーのLiLiCoさんとシンガーソングライターのKenta Dedachiさんが登壇。キャンドルの灯りのもと、持続可能な社会について想いあふれるトークが繰り広げられた。
そして、会場一斉のカウントダウンののち増上寺および、連携する東京タワーが消灯。SDGsの17の目標にちなんで17色に彩られたメッセージキャンドルツリーなど、大殿前の階段や参道に設置された約1500個のキャンドルの灯りが幻想的にゆらめくなか、LiLiCoさんとKenta Dedachiさんのミニライブも開催。心地よい音楽と灯りに包まれながら、参加者たちはゆったりと環境や平和について各々思いを馳せていた。
13:00から開催された本イベントには、主催の大地を守る会(オイシックス・ラ・大地)が扱う有機栽培や環境に配慮した食材のマルシェ、それらの食材を使った「もったいナイキッチンカー」も登場。東京都による電力の安定確保に向けた取り組み「HTT(電力をHへらす・Tつくる・Tためる)」を紹介するブースなど13ブースも展開された。
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