「六本木アートナイト2024」プレスツアーA

六本木ヒルズ ウェストウォーク2階

  • 2024/9/26(木)
  • イベント
  • フォトニュース
「六本木アートナイト2024」プレスツアーA

 六本木の街全体がアートで彩られる3日間「六本木アートナイト2024」のプレスツアーにて、ツァイ&ヨシカワの吉川公野氏が作品について語ってくれた。(ツァイ・シャオチー氏は海外よりオンラインにて参加)
 二人はロンドンを拠点として活動するアーティストデュオ。サイト・スペシフィックで幻想的な彫刻とインスタレーションを生み出し、アジア、ヨーロッパ各地で、屋内外を異空間に変えオーディエンスを魅了し続けている。

 「私たちの作品は、フラットなマテリアルからこのように立体に作り上げます。まず、切り絵のように自分たちでドローイングした素材を切り取り、手で曲げるなどの加工を加え、さまざまなマテリアルを組み合わせて立体的な作品に仕上げていきます。そのプロセスは、生け花や盆栽のようなイメージの工程で、とても時間がかかるのですが、制作している時はとてもリラックスします。」

 アルミニウムで作られた大輪の花は、昼は太陽光で色鮮やかに輝き夜はブラックライトにより艶やかに発光する、昼夜別の顔を持つ生命体のようだ。また、水面のイメージであしらわれた黒いアクリル素材への映り込みがミステリアスで、インスタレーション全体を忘れがたいものとしている。360度どこから見ても美しく見えるよう作っているので、近くからはもちろん上から見るのもおすすめとのことだ。

 この作品は、アートナイト終了後も10月14日まで観ることができる。ぜひ期間内に、時間によって変わる表情や、上の階から映り込みを含めた姿を楽しんでほしい。
また、他にも10月上〜中旬まで楽しめる長期展示プログラムがあるので、六本木の街を歩く際にアートに触れてみてはいかがだろうか。

記事を探す

記載内容は取材もしくは更新時の情報によるものです。商品の価格や取扱い・営業時間の変更等がございます。