Pace ギャラリー(麻布台ヒルズガーデンプラザA 1-2階)
20世紀および21世紀の最も影響力のあるアーティストとエステートを扱い、世界に8つの拠点を構える国際的なアートギャラリー「Pace ギャラリー」にて、ジョエル・シャピロの個展「Works from 1975〜2024」が開催中。
東京でこの規模においては30年以上ぶりの展覧会となり、1975年から現在までの約50年で制作された、立体と平面作品を紹介する。
ジョエル・シャピロは、アメリカで最も著名なアーティストの一人であり、現代の彫刻史にとって重要な人物で、彫刻における形態の境界を押し拡げてきた。
シャピロの作品は躍動感、複雑性、洗練されたフォルムを特徴とし、シカゴ美術館、ニューヨーク近代美術館、ナショナル・ギャラリー彫刻庭園(ワシントンD.C)、チューリッヒ美術館、テート美術館(ロンドン)など、世界中の多くの美術館に収蔵されている。
本展は2つのフロアで構成の異なる展示となる。
1階では、2012年から2024年に制作されたブロンズ作品群を紹介。比較的小ぶりでより親密なスケールの作品には、生命力、柔和、そして楽しさに満ち、シャピロ作品の核をなす、直線的で触覚に訴える校正手法が垣間見られる。
2階は、年代ごとに3つのセクションで構成されている。
最初のセクションでは、1970年代の初期作品群を紹介する。
次のセクションで展開されているブロンズや塗装された木材で構成された作品は、シャピロらしい作品群であり、この時期における素材やプロセスの探求を物語る。
最後のセクションは、彩色した木材によるレリーフや横長の彫刻で締めくくられている。
50年間にわたる創作活動の代表作が展示されるこの機会に、シンプルかつダイナミックな作品を観てほしい。
【会期】1月17日(金)〜2月22日(土)
【休廊日】月曜
【開廊時間】11:00〜20:00(19:00〜20:00、日曜の18:00〜20:00はアポイントメント制)
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