桜の季節に日本の伝統芸能のステージやワークショップを楽しめる「六本木ヒルズ 春まつり 2025」が、4月4日(金)〜6日(日)の3日間開催された。

 初日の夜にはアリーナに設営された舞台にて、「-京都薪能 2025-スペシャルプレ公演」が開催。
天人が満開の桜の下で舞う幻想的な《吉野天人》は、観客を幽玄の世界へと誘い、柿を盗んだ山伏と柿畑の持ち主が繰り広げる人気の狂言《柿山伏》では笑いが起きるなど、会場を訪れた人は古典芸能の世界を大いに楽しんだ。

 そのほか、鳥取県東部の伝統芸能「因幡の傘踊り」を元に、誰でも簡単に踊れるようアレンジした「しゃんしゃん傘踊り」や、和をメインとした舞台パフォーマンス、和の伝統技術を見て・体験して・食べられる屋台が集まった「和伝統屋台」など、和のコンテンツが盛りだくさん。

 大人気のグルメ屋台や、ワークショップなども開催され、オフィスワーカーや近隣にお住いの方、海外からの旅行者など、花と祭りとのコラボを楽しむ人々で賑わった。