TOKYO NODE
番組「デザインあneo」のコンセプトを、体験の場に展開する展覧会が開催。
今回で3回目となる「デザインあ展neo」は、「あるく」「たべる」「すわる」「もつ」など、わたしたちがふだん無意識で行う行為(動詞)をテーマとした、デザインと出会う体感型の展覧会だ。
会場に入ると、「あ」の文字の巨大バルーンがお出迎え。入口からワクワクの仕掛けが待っている。
最初の展示室にて体験できる《あるきかたログ》は、中で指示どおりのポーズをとると、大スクリーンに歩く姿が映し出される。参加者は「あ、私の姿勢悪い…」などと言いあいながら、普段見ることのない自身の歩き姿が作品の一部になる様子を楽しんでいた。
「たべる」がテーマのコーナーで、巨大な箸につままれる気分を体験できる《たべられるきもち》や、「すわる」コーナーでの、高いところから見下ろすように座り「えらい人の気分」を味わえる《えらそうなイス》は、フォトスポットとしても人気だ。
内覧会の後半には、地域の子どもたちも「デザインあ展neo」の体験に参加。
ギターやフライパンをパイプにあたらないように、ゴール目指して持ち運ぶ《もちはこびトライアル》、重力に逆らってゴミを捨てる体験装置の《るてす》、壺をこわして、なおすことができる立体パズル《こわすとなおす》などのコーナーを、考えて、体験して、全力で楽しんでいる姿が印象的だった。
また、番組と同じコーナーを体験できる《デッサンあ》は、特設サイトに掲載、《みんなのあ》では、会場に展示されたり、番組「デザインあneo」で放送されるチャンスもあり、大人も子どもも楽しそうに挑戦する姿が多く見られた。
続く展示ルームでは、360度の大スクリーンが全身を包みこむように広がり、没入感に浸れる映像は、本展ならではの体験。
音楽に合わせてたくさんの「あ」がおどる《「あ」のチューン》や、身の回りの物が解散と集合を繰り返す《解散集合!》など、いつまでも見続けてしまいそうになる作品ばかりだ。
会場内では、「思わず『あ!』と言っちゃった!」と言う声が聞こえてくるなど、子どもはもちろん幅広い年代の人が、デザインを通した思考や発見を楽しめるコーナーが盛りだくさんだった。
【会期】4月18日(金)〜9月23日(火・祝)
【時間】10:00〜19:00(入場は閉館の30分前まで)※4月23日(水)および各月第一・第三水曜日は17:00閉館(16:30最終入場) ※9月17日(水)は19:00閉館
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