六本木ヒルズアリーナ
のべ100万人以上が訪れた、中田英寿氏プロデュースの日本酒・食の祭典が、今年も六本木ヒルズアリーナにて開催中。
中田氏をはじめとした、100名を超える専門チームが、400蔵以上の試飲を経て厳選された、120の酒蔵が本イベントに集結。去年に引き続き、12日間の開催となる。
ジューシーでフレッシュな“現代の日本酒”が勢ぞろいする『ジューシーフレッ酒』や、誰もが知る銘柄が集まる『SAKE レジェンド』など、各日異なるテーマに合わせた酒蔵が1日10蔵ずつ登場するので、好みにあった日本酒を見つけることができる。
2024年12月にユネスコ無形文化遺産に登録された、日本の「伝統的酒造り」。本イベントは、その魅力を身近に感じることができる絶好の機会だ。
このイベント最大の楽しみの一つが、タイミングが合えば来場した蔵の人とコミュニケーションをとれることだろう。良い機会なので、おすすめの楽しみ方などを聞いてみるなど、推し酒を探す手がかりにしてみるのも良いかもしれない。
15店の人気レストランが日本酒に合うメニューを提供することも、大きな話題だ。本イベント限定のオリジナルメニューとともに、各酒蔵こだわりの日本酒を楽しむことができる。
また、毎回見どころの一つになるのが、新進気鋭の建築家が手がける、和の要素を取り入れたダイナミックな会場インスタレーションだ。
今年は、原田真宏氏と原田麻魚氏が率いる「MOUNT FUJI ARCHITECTS STUDIO」が、「棟上ゲ」をテーマとした巨大なインスタレーションを制作。
内覧会では原田真宏氏が本展のインスタレーションについて、
「上棟式(棟上げ)は建築のプロジェクトの中で、最も華やかな場面です。骨組みが立ち上がって、これからの期待感もあり、ここまでできて良かったというお祝い的な要素もある。棟上げでは、お酒を互いに注ぎ合って乾杯するなど、お酒がつきものです。その要素をこの場で表現できたらと思いました。木造の建築も日本酒も、自然と風土の恵みを職人が手を加えることで造り上げます。日本の自然と風土や伝統、職人へのリスペクトなど、日本酒とこの木造の骨組みとが、互いに共鳴するのではないかと思っております」と、語った。
プレス内覧会時には、平日の昼間であるにもかかわらず、初日の幕開けを待つ人が長い列をなしており、15時になると同時に思い思いのブースに向かってお酒や食事、蔵元との交流などを楽しんでいた。
イベントに参加するには、まずスターターセット(酒器グラス+飲食専用コイン×12枚 4,200円)の購入が必要。2回目以降の来場時は、スターターセットのグラス持参で、追加コイン購入のみで楽しめる。
【会期】4月18日(金)〜4月29日(火・祝)
【時間】平日15:00〜22:00(LO.21:30)、土日祝 12:00〜21:00(LO.20:30)
【写真】本展のインスタレーションを手がけた、MOUNT FUJI ARCHITECTS STUDIOの原田麻魚氏(向かって左)、原田真宏氏
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