Pace ギャラリー(麻布台ヒルズガーデンプラザA 1階)
フランスのモダニズムを代表する画家、故・ソニア・ドローネーの展覧会が開催中。
本展のタイトルはドローネー自身の言葉にちなんでおり、商業用ファブリックのデザインのための習作として描かれた作品を中心に構成されている。
20世紀の先駆的な芸術家であり、画家としてキャリアを築いたドローネーは、テキスタイルやファッションデザインの分野でも広く知られている。
本展は、ミラノのジオ・マルコーニ・ギャリーとの協働によって実現したもので、ドロネーの色彩、パターン、抽象表現への革新的なアプローチを紹介する。
会場内では、花や格子模様、抽象的なモチーフなどの多彩な色やパターンを観ることができ、とても楽しい。「これはどのようなドレスに使われたのだろうか、この模様の服を実際に見てみたい」など、鑑賞しながら想像が次々と沸き起こってくるのだ。
会場の多くの作品は、ドローネーを生前より支援していたギャラリスト、ジョルジオ・マルコーニによる特注のフレームに収められている。よく見ると作品の模様にリンクしているなど、フレームとの組み合わせに注目すると、鑑賞がより楽しくなる。
本展は、ギャラリー2Fで開催中のレオ・ビラリールの展覧会と同時開催されており、両者の作品における抽象表現が共鳴していることがわかるだろう。ぜひあわせて2つの展覧会を楽しんでほしい。
【会期】9月5日(金)〜10月18日(土)
【休廊日】月曜
【開廊時間】11:00〜20:00(19:00〜20:00、日曜の18:00〜20:00はアポイントメント制)
【写真】ソニア・ドローネー「Everything Is Feeling」展示風景、Sonia Delaunay Everything Is Feeling、1F; Azabudai Hills Garden Plaza-A 5-8-1 Toranomon, Minato-ku Tokyo、 Sep 5 − Oct 18, 2025、 Photography courtesy Pace Gallery
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